世の中にはね。
不思議なことがあるんです。
なんで300Ωやら600Ωのヘッドホンがあるんでしょ?
ゼンハイザーのHD650やHD800は300Ωです。
ヘッドホンの名機の代名詞的な扱いになってるこの二つが300Ωです。
そしてベイヤーのフラッグシップT1なんてものは600Ωです。
さらにはBAイヤホンで至高の音を奏でるER-4Sは100Ωです。
DAPでも音量を鳴らしやすくした27ΩのER-4Pというものがあるのです。
基本的にはER-4Sと一緒らしいですけど、ER-4Sには及ばないらしいです。
さらにはER-4Pを4Sにするための変換アクセサリなんてものがあります。メーカー純正です。
その中身は延長コードに抵抗入れてインピーダンスを高めたものらしい。
『抵抗入れただけ』らしい。
インピーダンスが高いほうが音質に何故有利になるかは、俺の糞脳では理解しきれませんでした。
でも、ベイヤーのT5PとT1はドライバーは一緒でインピーダンスが違うだけだろうし、ER-4Pの変換アダプタなんてメーカー純正の抵抗入りコードですから、インピーダンスが高いほうが音質に好ましい影響を与えることは間違いなさそうです。
じゃあさ、抵抗入れた延長コード作ってやれば低インピーダンスのヘッドホンやイヤホンが生まれ変わっちゃうんじゃないの!?
まぁ、最近のネット社会はスゲーからね。
グロスマのおサイフ化もフツーにネット上に転がってるし、オーオタの人が抵抗突っ込むくらいのことは既にやってるでしょ???
ってな感じでググってみると・・・
ない・・・
ない・・・
ない・・・
ない・・・
誰もやってないYO!!!
なんでだ?
HD650やHD800はあんなにメジャーなのに、誰もやってないのか・・・
バランス化やリケーブルは散々やられてるのに、抵抗ぶちこみはやられてないのか・・・
これは神様が、
『YOU!!!やっちゃいなYO!!!』
って俺に言ってるんだな。
おぅ、どこからともなくバン太郎のテーマ曲が!!!
いつもにっこり微笑んではいないけど♪
やってみますのバン太郎♪
できませ~んと言う前に♪
やってみますのバン太郎♪
これ、抵抗ぶち込んでくれる?
やってみまーす♪
リッツ線くそめんどくさいけどぶち込んでくれる?
やってみまーす♪
※著作権はバン太郎とミドリにあります。
そんなワケでやってみました。
まずは秋葉原電気口デビューです。
ヨドバシ側にしか行ったことない、というかヨドバシカメラにしか行ったことのない秋葉原。
電気口側はそれはもう怪しくて魅力に満ちた世界でした。
これが日本か???
そんな秋葉原で無事に金属皮膜抵抗560Ωをゲッチューです。
ネットで通販だと一本30円するのに、店に行ったら10円、糞安い。
ウチにはこないだ作成した4S6ベースのアンプから手元までの延長コードがあるけど、さすがにそいつにいきなり抵抗入れて音が全くでなくなりましたとかは避けたいから、まずは転がってる延長コードをぶったぎって実験台に。
4S6だったら半田は楽勝なんだけど、リッツ線はめんどうっす。
手が4本あれば楽なんだけどなぁ。
線を抑える手×2、半田こてを持つ手、半田を持つ手があれば・・・
んで、見た目はめちゃくちゃだけど、リッツ線のLRに抵抗ぶちこんで560Ω延長コードの完成です!
使用するイヤホンと合わせれば600Ωくらいです!!!
要するに!!!
ベイヤーのフラッグシップT1と同じ『性能』のイヤホンが誕生したワケです!
早速アンプから560Ω延長コードで出力してみます。
!!!!
なんだこれは!!!!
糞耳の俺でもハッキリとわかるYO!!!!
あきらかに音が小さくなったYO!
(当たり前)
で、音量を調整しながら抵抗あるなしを比較してみました。
結果
やっぱり・・・
600Ωは・・・
伊達じゃない!!!
違いがサッパリわからないっす
まぁ、ホワイトノイズは聞こえにくくなった気もしないでもないけど、もとから俺のアンプちゃんはホワイトノイズないしなぁ。
結論として気分的にT1と同じ600Ωってことで、アンプから聴くときは抵抗使うことにしました。
違いはわかんねーけど