テニスとLIVEで生きています

テニスとLIVEしか生きる楽しみが無いJDのブログです。

BabyMetal 某所の鴉さんのまとめ

音楽サロン板に非常に熱量のある鴉さんという方のBABYMETALに対する考えが記載されていた。

Date落ちしてこのまま消えていくには勿体無いので無許可だけど転載させてもらう。

TEAMとしてのBABYMETALに惚れ込んでいる私に似た考え方と感性を感じた。

たけうちんぐダイアリーの方からも同じような熱量を感じる。

私と決定的に違うのは文章力なので是非ともベビメタ好きの方に読んでもらいたいと思い転載に至りました。

<以下本文>

BABYMETALを観て聴いて感性に響かない奴、

またはロックを常々聴く者でもBMの音楽性を批判的に捉えている奴、

そいつらは糞だ。

ロックに反応する受容体が完全に欠落している偽物野郎だ。

それを骨の髄まで自覚しろ。

   

私は今までに世界中の音楽に幾万と触れ、その世界で仕事もし、自らも制作をしてきた

何が良いもので何が良いものでないか、その目利きだけには自信がある

その自分がここまで陶酔できた日本の音楽、エンターテイメントは殆ど記憶にない

BABYMETALの衝撃は日本の大衆音楽史上最も大きな事象だろう

RCでもブルーハーツでもBOOWYでもXJAPANでもエレカシでもない

BABYMETALが日本史上最高のロックでありエンターテイメントだ

BABYMETALの歴史は既に四年近くに及ぶが、この一年で彼女らは大きく飛躍した

これはさくら学院時代、古くは可憐Girl's時代より支えてきたファンと、安売りせず地道に

大事に育ててきた事務所による然るべき成果だと考える。アミューズは古くはEZO

進行形ではPerfumeONEOKROCKなどの海外進出組で培った経験値を生かし

その全てをBABYMETALに注ぎ込んで更なる成功を導かんとしている

KOBA氏の発案と拘り、中元すず香の歌唱力とカリスマ性、YUIMOAの悪魔的可愛らしさと熱量、

MIKIKO女氏の天才的な振付け、神バンドの絶対的安定感、苦心を極めたであろう作曲はじめ、

クリエイティブ陣の努力、それら全てが精密な歯車の如く噛み合わさり、奇跡的に輝く結晶と成った

BABYMETALは日本のアイドル文化の多様性が一つの成熟期を迎え、そして淘汰された結果に

生まれ出た怪物である。HEAVYMETALという普遍的な音楽を、アイドルとJ-POPイデオロギー

によって破壊し、見事なまでに再構築を成し遂げた。抗えない絶対的なCuteと本物のHeavy

同時に追求し具現化させることはほぼマジックの世界。ハイコントラストに仕上げたSFのようでもあり

ハリーポッターのような異世界へと誘うワープ体験とも云うべきファンタジーだ

とベタ誉めしたところで、今後どうBABYMETAL勢力を増して行くのか、確約される筈もなく、

メタルレジスタンスなるムーブメントが実際に起こるのか、起こしうるのかは未だ藪の中である

そもそもメタルレジスタンスとは何なのか。KOBA氏はどこまで視野を拡げているのだろう

BABYMETALを聴いた初見の印象は、この作り手は本当にメタルが好きなのだなという感覚だった

一聴すればメタル風の真似事のようにしか聴こえないかも知れないが、聴きこむ程に真面目に

メタル愛を持った者にしかこれは創れないと感じるようになる。紅月然り、IDZ然り、ギミチョコ然り。

しかしそれを決定的づけたのは悪夢の輪舞曲を聴いた時だ。これは直ぐにDjentMeshuggahperiphery

あたりが元ネタだろうと気付く。世界広しと云えど、16歳のエリートアイドルにDjentをやらそうと

考えるプロデューサーがどこに居ようか。殆んど狂気だなと感じた

しかし実際に出来上がった1stアルバムを通して聴けば、メタルカラーだけに彩られている訳ではなく、

キラキラとしたアイドルの眩さがきちんとある。また円盤のみで鑑賞するBMと映像付きで堪能する

それにも大きな差異がある。ここで自分はBMにメタルそのものを求めている訳ではないと自覚する

この得体の知れない奇妙な心境は何なのか・・そう考えた時に一つの仮説を思い付いた

以下、人生初のスレ立てをした際の最初の一節を転載する

「ラウドな音を浴びて脳内に放出される神経伝達物質ドーパミン=音響的陶酔感

アイドルを愛でることで溢れ出る神経伝達物質同じくドーパミン=視覚的高揚感

それらによって得られる個々のユーフォリア快楽・高揚感・幸福感

BABYMETALMetalIdolPop双方で得られるユーフォリアを併せ持ち、それが脳内を巡り中毒性を帯びる

Sweet=IDOLSalty=METALを同時あるいは交互に摂取するとブレーキとなるセロトニンの分泌吸収が鈍くなり

ドーパミン × ドーパミン の過剰放出となるのはジャンクフードを炭酸飲料で流し込む原理に相似する

しかもそのジャンクフード(塩と脂)と炭酸飲料(糖分)が極上の美味であったなら・・

conceptidolforcelooksdance、楽曲、歌唱、演奏技術、soundproductsstage演出

それら全てが渾然一体となり奇跡的に融合し、BABYMETALは新たなる音楽世界を創り出す。」

この考えは今でも変わっていない。換言すればBABYMETALは人間の生理的本能に訴える

ギミックを用いてエンターテイメントしていると云うことだ

これが計算なのか偶然なのかはおそらくKOBA氏も解っていないと思うが、実に巧妙に仕掛けられた

罠のようなものなのだと私は感じた。この罠に屈するか屈しないか・・それは個人の自由だが

私は素直に屈して囚われた檻の中でクレイジーになることをとうの昔に決めた。何故か?

それは最高にエキサイティングで楽しいからに他ならない

1で書いた予測、また96で書いた危惧、これらが現実として訪れることは当然の如く解っていた

私はメディアを操れる人間ではないから、世論誘導も流行操作もできない

このような小さなスレを立てたところで数人の人間しか読まないのだから、この身に湧くBM愛を

無駄に放出しているに過ぎない。こんな駄文を連ねている暇があるのならそれを金銭に変換させ

カナダへでも赴き、メタルヘッズらとクレイジーになれば良かったかも知れない

それでも言葉にしたかった。BMの革新性と素晴らしさを一人でも多くの音楽ファンに伝えたかった

BABYMETALは間違いなく新ジャンルに成り得る音楽でありエンターテイメントである

間違いなくフォロワーも出てくるだろう。このカタチを追いかけて夢を見る奴は必ずいる

それが商業目的だとしても、純粋に音楽を追求するアーティストではなかっとしても

多くの人間を愉しませ熱狂させ、若さを与え笑顔を作るものならば、大いに意味あることなのだ

  

BMが提唱する新ジャンルを私は勝手にIDMMと名付けた。IDOLDANCEMETALMUSICの略称だ

無論BABYMETALでもCUTEMETALでも構わないが、単なる一つのメタルのサブジャンル

ではないと位置づけたほうが間口は広がり、本当の意味での嚆矢(こうし:物事の始まりの意)

となれるのではないかとの思いからであった。真正メタル世界とは乖離した全く新しいエンターテイメント

として世界に認知され、独自の価値を樹立出来るアプローチであると思索したためである

然し、もしも仮に真正メタル世界の住人らがBMを新たなるモダンヘヴィネスと容認する今後があるとすれば

LoudMusicHEAVYMETALの概念は大きく拡大し、次世代の門戸は開かれる

そして真のメタルレジスタンスを完遂することになるだろう

閉塞気味のこの世界ではそう受け容れることが懸命であり、進むべき正しい方向だと思われるのだが・・

BABYMETALをリアルタイムで体験出来たことはとても幸運であったと思う

まだアルバム一枚限りの産まれたて、文字通りBABYであるこのプロジェクトが次作で

どこまでのクオリティを提示出来るか、今後の全てはそこに掛かっている

アーティストの二作目の重要性は言わずもがな。そこはクリエイティブ陣も重々承知の筈

正真正銘の本物となれるのか、一発屋で終わるのか、興味と不安の狭間で揺れている自分が在る

しかしやってくれるだろう。次作は更なるコンセプチュアルな傑作を送り出してくれるだろう

私はそう信じ疑わない。あの三人の魅力と才能とパワーがあれば、クリエイティブは何を犠牲にしてでも

それを最大限に活かし切る仕事を成し遂げなければならない

中元すず香水野由結菊地最愛、三人ともにBABYMETALの活動を続ける覚悟、ある限りは。

BABYMETALは本物の「METALIDOL」だ

この意味が解らぬ者は今一度アイドルとは何かを調べ直し自問するがいい

奇跡のメタルアイドルユニット、BABYMETAL

更なる喝采と、大いなる賞賛をその身に受ける日は必ずや訪れるだろう

<転載終了>

読んでくれた方へ、

ねっ?

熱かったでしょ???

CDが売れなくなり、違法ダウンロードが蔓延する中BABYMETALを商業的にアミューズがどう売りだそうとしているのかは全くわからない。グッズ販売で儲けるとかそんな誰でも思いつくようなことではなくて、BABYMETALの成長とリンクする売り方が全くわからない。

アミューズperfume、ワンオクで海外進出の手法を学んだ。

そしてBABYMETALで海外での成功の手法を学んだ。

しかし世界で利益を出すというモデルを作り出すまでには至らなかったと。ということになりそうな気がする。

ファン目線からすると無暗に利益追求に走らず、現在の世界的名誉を得るために邁進していく姿のほうが断然好ましいから良いのだけどね。