BAドライバを樹脂にドブ漬けすることの敷居の高さに気づいた。
そしてMDR-EX450、EX-650を使っていて思う。
装着感がとても良い。
カスタムIEMとかいらねーんじゃね???
このカスタムIEMを作成しようと思った初期構想を思い起こす。
TWFK+13.5mm
TWFKの最強中高音に13.5mmの低音組み合わさって最強!!!
そんなこんなで作ろうと思っていたのだけど、途中で気づいた。
低音いらね・・・
TWFK×3ならばTWFKのソリッドな感じをそのままに低音の音圧アップを図れるだろう!!!
ダイナミックを使わないという選択ができることからシェル作りに余裕が産まれた。
んでさ、非常に装着感の良いMDR-EX450,650・・・
こいつの中にぶち込めばいんじゃね???
MDR-EX650の中にTWFKを3発ぶちこめばいいんだ!!!
完璧や!!
んでも流石にコンパクトなTWFKといえども3発となると嵩張る。
けど、12mmダイナミックに比べたらTWFKなんてコンパクトもいいとこだぜ!
しかし高級品であるTWFKを最初から使うのは勿体無い。
どうせあらゆるところで失敗するんだし。
そんなワケでCK90PRO君にBA柱となってもらうこととした。
CK90PROはコンパクトな筐体でさぞかしフィット感良いだろうと思わせておいてからの、糞フィット感だから、このリシェルで大分変るはず。
使用されているBAは低音ED+高音WBFKだっけか?
分解してみるとスパウトは一つ。
GQというパッケージ品みたいだ。
スパウト一つということは敷居はとても低い。
これでできなきゃTWFK×3なんて夢のまた夢だ。
そんなワケで早速MDR-EX450を分解する。
アルミハウジングとプラ部分が外れる気配が無い。
中のドライバに別れを告げてエタノールにドブ漬けする。
しばらくすると青い何かが溶けだしてきて、ボンドもだいぶ緩くなり分解完了。
音導管に繋がる穴がだいぶ小さい。
中高音の通る道をカットしてる。
EX450はEX650よりも高音抑えてあるけどここら辺の拡張具合が違うのだろうな。
GQにイラックスチューブを付けて音導管側にセット。
アルミハウジング側にはMMCXメスをセット。
この時点でカツカツ。
MMCXとGQが干渉してるし・・・
MMCXのGNDの足を一本カットしてなんとか収めた。
MMCXのバランスケーブルを作成しついに完成。
期待に胸を膨らませて装着しアンプに火を入れプレイヤーON!!!
・・・
・・・
・・・
・・・
スッカスカ・・・
なんじゃこのスカスカ加減は・・・
なんか音が右に寄ってるし・・・
良く聞いてみると左から全く低音が出ていない。
EDが死んでるのか・・・
MMCXメスと接触干渉してショートでもしてるのか?
とりま低音が回り込んで逃げている。
スパウトからの音導管と450EXもともとの音導管に隙間タップリ開けておいたから、そこから低音が逃げてるみたい。
逆に言うとこの隙間から低音入ってくるダイナミックってすげぇな。
使い物にならないから分解。
なんで左のED死んだんだろ?おもったらボンドでベントを塞いでた。
いずれにせよ今の方法だとTWFK×3にしても低音逃げてしまう。
TWFKから出る3本の音導管を一つにまとめて、さらに元々ある音導管との間を隙間なく埋めるとか無理ゲーだろ・・・
こうして再び挫折した。
改めてUE700rの音を聴いてみる。
ハイブリのSSサイズを装着して耳の奥に挿入する。
素晴らしき中高音の世界。
最初はスカスカだと思うけど徐々に非常にクリアな世界に入っていく。
これでいんじゃね???
MDR-EX650に付け替えてみる。
UE700rつけた後に聴くと糞みたいな中高音。
しばらくすると慣れてくるけどTWFKの中高音はやはり筆舌し難い素晴らしさがあるんだな。
ならばTWFK+CI22955のwestone3を聴いてみる。
充分にクリアで低音も良く出ているけど俺が求めているのはこれじゃない。
ダイナミックの低音とTWFKの中高音の組み合わせ。
これを求めているのだ。
ってなると・・・
K3003???
いやいや10万とか無理でしょ・・・
なら安価なDN-2000やAX60やスーパーダーツか・・・
・・・
・・・
閃いた!!!
続く。