先日15.4mmドライバで挫折したばかりだけど、それぐらいじゃへこたれない!!!
とりあえずB301X(改名BBB001Xが長い)は耳穴の浅い部分にイヤーチップ装着型。
今回は巷のカスタムIEMのように外耳道の奥のほうまで耳型を取ってみる。
耐水用のエポキシパテを練り込む。
残っていた量が1/4くらいだったけど、まぁ、外耳道とるくらい余裕だべ。
そして抜き取りやすいようにオリーブオイルを耳に塗り、パテを耳に詰め込む。
最初に第一カーブまで詰め込む。
第2カーブには届かないから、第1カーブに留まっているパテをさらに押し込んで第2カーブまで到達させる。
第2カーブ入り口ぐらいでいいかな。
パテをパワープレイで押し込む。
もうね、密閉感良い感じ♪
こりゃ低音全然逃げないぜ!!!
抜き取り用兼音道確保用に中空の某を突っ込んでおく。
硬化待ちの間にグミ食べたり、アイス食べたりで口を動かすことで型にクリアランスを設ける。
一時間後、抜き取る。
・・・
・・・
・・・
全然抜けない(TωT)
さらに、
抜き取り用の棒がパテから取れた(ノ゚ο゚)ノ
抜ける気配すらない・・・
パテ量をギリギリで作成したから、耳からちょこっと飛び出したパテを人差し指と親指の先で摘まむことしかできない。
さらに、少しでも力を加えると耳がとても痛い(ノ_-。)
抜き取りに邪魔そうな部分をカットしようとするだけで痛い。
抜き取り開始した時間がAM:0:45。
こんな深夜に俺は何やってんだ???
このまま抜けなかったら、明日耳鼻科に行くしかない。
耳鼻科サイドからしたら世紀の珍患者だろう。
会社休むにもとてもじゃないけど、
『自分で耳型とろうとしたら抜けなくなったので耳鼻科に行きます』
なんて言えない。
パワープレイで抜くしかない!!!
まずは外耳道の弱真空を解除せねば。
パテの熱で空気が膨張し冷却された今、外耳道は軽く減圧されているはず。
鼻を摘まんで思いっきりいきんで鼓膜の外に空気を送り込む。(みんなわかるんかな?)
空気を送り込んで減圧解除。
パテを摘まんでグラグラさせると、なんとなく動く場所がある気がする。
痛みに耐えながらちょっとずつ動かすと、動いたよ!!!
でもせっかく外に出たのに、指を離すと耳におかえりになられる。
そんな作業をくり返していると、ちょっと外に動いた手応えを感じた。
鏡を見てみると0.5mmくらいしか動いてない。
長い夜になりそうだ・・・
ちょっとずつ動かすこと数十分。
痛みに耐えながら動かしてるから油汗はんぱない。
相変わらず1mmくらいしか動いてないけど、ここにきて劇的な変化が訪れた。
あきらかに左右に動かしている時の音が変わった。
これは一歩前進か???
何が変わったんだ???
ハイ、
流血でした。
血のグチュグチュという音でした。
しかし、これがまさに人体の神秘であろう。
これまでは外耳道とパテが密着している感じがあったのだけど、血がパテと外耳道の間に入り込んでヌルヌルしている。
ボンボンバンの天然潤滑剤が分泌されたのだった!!!
天然潤滑剤のおかげか、2mmくらい出てきた。
これならラジオペンチで掴める。
ラジオペンチで端を掴み格闘。
確かな手応えを感じながら、慎重に外側に荷重をかけていく。
ここでペンチの圧力でパテが砕けた日には目も当てられない。
流血したことによりアドレナリンが出たのか、抜出作業を始めた頃に比べると痛みに鈍感になっていた。
慣れたのかな?
パワープレイでよっこいしょ。
俺の左手 VS パテ+外耳道
熱い綱引き合戦だぜ!!!
そして、俺は勝利したのだった!!!!
時刻はAM2:00
久しぶりに本当に焦った。
もうこりごりだ・・・
以下グロ画像注意。
苦手な人は見ないでね。
一応血塗れのパテ耳型は洗浄済
画像の丸部分が耳の軟骨とガッチリ嵌ったのが抜けなくなった要因で間違いない。
インプレッション取るシリコンのような柔らかい素材であればスルっと抜けるのだろうけど、ガチガチのパテでは全然抜けなかった。
パテでの耳型採取に必要だったもの
・耐水用 パテ(別に他の種類でも良い)
・100%天然血液 (潤滑剤)
・気合い(本気で痛いです)
以上でパテでの耳型採取の件は終わりだ。
ネットを見渡してもパテで耳型採った愚か者は見当たらない。
この記事を見れば君も補聴器屋じゃなくても、100円×2で自分で簡単に耳型ゲットだぜ。
注意点
・意外と奥までパテが入り込むから鼓膜直撃注意
・第2カーブまで捻じ込むと本気で抜けないから注意
・引き抜き用に大きく耳から出っ張らせておく。パテをけちると一生抜けなくなるかも注意
とりあえず、
締めの一言
良い子はぜったいマネしちゃだめだぞ(`・ω・´)