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テニスしか生きる楽しみが無いJDのブログです。

自作カスタムIEMへの道⑥ 音道チューブ検証

3way以上のカスタムIEMで一番の問題となるのは、ウーファーのハイカットであろう。

ハイカットには通常巨大なコイルが必要でとてもじゃないけどイヤホンに入らない。

そこでJVCからHA-FXZ100,HA-FXZ200という面白い機構のイヤホンが出ている。

ハイ、ミッドとは仕切られた別の部屋にウーファーを設け、そこからダクトを通じて低音のみを抽出する。

内径0.4mmのストリームウーファーというものダクトに用いるらしい。

Rのついたストリームウーファーにより高音はカットされ、低音のみが抽出される。

・・・

ホントかよ???

それなら試してみればいんじゃね?

用意したチューブ

長さ20cm

内径

1mmくらい

0.5mmくらい

0.4mmくらい

0.1mm以下

こいつらをXB40EXに繋いで音の変化を聴いてみる。

すごい!!!

音が小さくなったよ!!!

内径が細くなるほど音は小さくなる。

しかし、そんだけしか感じられなかった。

ストリームウーファーが機能するなら、中高音が減衰して、低音は減衰しないため、低音は減らずに中高音のみ減衰するように聞こえると思ったが俺の糞耳では全音域で音が均等に小さくなっているように聞こえた。

次にスマホのアプリを使用して実験。

騒音計 Sound Meter

ネットから100Hz、200Hz、600Hz、1000Hzの音源を引っ張ってくる。

チューブの各内径と周波数ごとの音源を再生し、音量測定。

低音がカットされないのであれば、100Hzと1000Hzでは音量に大きな差が産まれるだろう。

結果

確かに差はあった。

けれども50dbじゃ使いものにならん。

結論

個別の部屋を設けられない場合、音道チューブの影響は少なく、もっと違うところでチューニングしたほうが良い。

Webでは音道チューブの長さと太さで変わるという。

確かに周波数測定データでは変化ありとなっているけど、聴感上の違いは感じ取れるのだろうか???

音響フィルターぐらいでいいんじゃねーかな?