一度は行ってみたいと思っていたフェスであるFUJI ROCKにベビメタが来るというので行ってまいりました。
テントや交通費や日程などで日帰りフェスに比べると敷居が高いフェスですが持つべき者は友ですね。
FUJI ROCK満喫してきました。
感じたこと書き殴っていきます。
キャンプサイトに到着してまず初めにすることって言ったら!
テント設営。
テントなんて張ったことの無い人間からするとこれが最大の難関で敷居の高さを感じさせる諸悪の権化。
大人4人が泊まるテントなんでさぞかし巨大な荷物かと思っていたら、
『へっ?こんなにテントってコンパクトなの?』
こりゃギュウギュウ鮨詰め状態で寝るんだろうなぁとか思っていたのにテントの全景が見えてきた時にはテントの大きさに驚く。
あんなにコンパクトだったテントがこんなに大きくなるんだ。
骨組みはカーボンファイバーで出来た20節棍をぱしぱし嵌めるだけ。
めっさ簡単やん。
サルでも設営できるやん。
俺もテント欲しいじゃん!!!
※晴天での天候での話で雨の中でテント張るのは辛いものがあります。辛すぎます。
※暗くなってから設営すると難易度達人レベルになると思います。見え無すぎます。
会場入りすると客がキモい。
凄まじい概視感。
地上のロキノンラウドライブで大量に見るディッキーズ+タイツの鉄板うぇ~いファッションがフジロックに大氾濫。
ディッキ族は主に大学生だから『うぇ~い』でオッケーなんだけど、年齢層が遥かに高いフジロックで同じ格好が氾濫しているのは違和感というよりも気持ち悪いとしか言いようが無い。
ハーフパンツはディッキーズでは無いのだけどさ。
そんで皆おんなじ帽子を被っている。
ツバが広めの帽子。
ライブハウスだったら後ろの人の視界がアウトになるから論外な帽子を皆さん被っておられる。
渋滞しているステージ間の移動で前方を見渡すとこの帽子で埋め尽くされる。
気持ち悪さしかない。
タトゥー入ったパリピ系の人達のほうが健全に見えるくらい気持ち悪かった。
雨
今年はほとんど降りませんでした。
寒さ
土曜日は夕方からSMSでした(寒い・マジ・寒い)
日中は暑かったのですけど夕方から急に冷え込みました。
日中の暑さとほぼずっとリュック背負っているせいか結構汗でTシャツが濡れています。
その状態から急激に気温が下がって風が吹くと体温奪われてSMSです。
一度体温と体力を奪われてしまうとしっかり暖を取らないと中々回復できません。
BECKが想像以上に良くて観ていたのですけれどもレインスーツを上下着込んでガクブルしながら観賞しました。
寝袋あっても寒いくらい。寒さ対策としてはロンティー+カッパで余裕っしょ?
万一に備えてホッカイロあれば問題ないな。
とか思っていましたが、ホッカイロを忘れた馬鹿なので寒かったです。
行く直前までウルトラライトダウンジャケットを持って行くか置いていくかを悩んで置いてきたのでかなり後悔しました(笑)
逆に日曜日は夕方になっても冷え込まず山の気温を侮るなかれといった感じです。
雨にやられた時のことを考えると軽いコンパクトダウンを持っていくのはアリ過ぎます。
熱さ
まず晴れているとお日様に強制的に起こされます。
テントの中が暑過ぎて、
『寝てられるかボケェェェェ!!!』
って感じで起こされます。
今回は快晴でとても暑かったです。
驚いたのは熱さで完全に失神している方がいました。
ベビメタTシャツを着ていたので当日の朝早くか、前の晩の夜に出発したのでしょう。
睡眠不足で熱中症になるとマジ、ヤヴァイ、ゼッタイと思いました。
とは言っても人間明日は我が身とは思わず対岸の火事と思ってしまい俺は大丈夫と勘違いするもんです。
日差し
やばぁ!
サングラス必須
日焼け止め必須
マフラータオルで首守るの必須
まぁ、サングラスも日焼け止めも、帽子もノーガードな男前も多数いることも確かです。
自分が紫外線に少しでも弱いと思ったら万全の対策して間違いないです。
年中日焼けしている俺でも塗り直して塗り直しても腕の皮が剥けるくらいだから、肌が弱くて普段日光に当たらない人は危険レベル。
ズボンの上からでも日差しが痛い。
そこからの川遊びの温度のギャップがたまらない。
川 ところ天国
水がめちゃくちゃ冷たくてめちゃくちゃ澄んでいてめちゃくちゃ気持ち良いです。
雨が降っていたり気温が低いと地獄にしかなりませんが、今回のように快晴だと本当に気持ち良いです。
まぢ天国。
川でまったりと酒のみながら飯喰いながらホワイトの音楽を聴く。
もうここから動かなくていんじゃね?
音楽も充分聞こえるし。
ってな感じで川から抜けられなくなります。
ところ天国に行くためにフジロックに行っても良いくらいです。※ただし快晴に限る
レインウェア
趣味柄レインウェアは防寒着としての一枚ともなるってことを痛感しているので迷わずそれなりのものを買います。
最初から防寒着としてカウントしているくらいです。
雨が降ればレインウェアにもなるし、寒ければウインドブレーカーにもなるし、その分防寒着を一枚減らせるし一粒が美味し過ぎる一枚です。
今回も雨は全然降ってないけど大活躍でした。
椅子
趣味柄待ち時間に椅子を使うことが多くて椅子の効果は身に染みてわかっているのですけどフェスに椅子持参はねぇ・・・
邪魔だし邪魔だし邪魔じゃん・・・
とかとか思っていたのですけど椅子は雨具並みに重要でした。
結構というかかなりのバンドが椅子に座ってまったりってスタイルが適している感じで、というか立っているのが辛くて、というか朝からずっとフェスにいるから当然疲れる訳で椅子があるのと無いのでは別次元に疲れが違う。
まーったり椅子に座って酒を飲みながら聞く音楽が多かったので椅子は100%マストです。
直前にホームセンターで小さい椅子を購入しましたが充分過ぎる性能でした。
音響
どのステージも音が良いです。
野外ということで当然のことながら音のヌケが抜群。
屋根のあるREDステージも屋根があるだけで開放空間みたいなものなので音ヌケは抜群。
メインステージのグリーンもあのサイズを許容する音響が備えつけられていて、メトロックなんかだとフードエリアにいるとボワンボワンで『こんな糞みたいなボワンボワンのメインに行くのが嫌になる』と思うくらいなのに、グリーンはフードエリアにいてもそんなにボワンボワンになりませんでした。
なんなんでしょかね?
ホワイトは爆音耐性が高そうで爆音を許容するステージ。
ボウニンゲンのサウンドチェックなんか痺れました。
レッドマーキーはバランスが非常に良い音が出ていたと思います。
BABYMETAL
このキャパでは初めての柵が一切合切無いステージ。
ど真ん中でカチ割ってWODできるじゃんってステージ。
小石が沢山落ちていてこけたら痛そうだなぁ。
当日参加の日帰りメイトが沢山いたみたいで前日までは二人くらいしか見なかったベビメタTシャツがわんさか大漁。
9時の開場と同時に最前柵を掴むメイトも多数。
てか9時から18時10分まで突き刺さるような日差しで待っているって・・・
屋内のラウパで朝一から14時くらいまで最前キープしたことあるけど張り付きはそれで懲りた。
俺の理解の範疇を超えている。
最前地蔵とかなんやかんや言われるけど、このそこまでして最前で観たいという心意気に敬意を表したいくらいです。
前のバンドが終わると雲行きが怪しくなり開演直前から雨がぽつぽつ降り出した。
何時の間にかベビメタって雨バンドになってるんだね。
豊洲の雨くらいしか印象に残ってないんだけどなぁ。
しかしこの雨が恵みの雨でいったい何人のおっさんメイトの命を救ったことでしょう。
開演直前は入場規制掛かってたの?というくらいPAテントより前あたりは快適な空間でした。
椅子座りっぱなしの人がいてこの人大丈夫かな?とか思ったけどどうなったんだろうか?
明らかにメイトじゃなくて、この人にモッシュッシュしても大丈夫なのかな?と思うのもメトロックやソニスと一緒。
始まったらどうせ始まるんだ。
始まりはやっぱりDEATH。
ホワイトステージの音響で鳴り響く6連はキレッキレの轟音で音自体は俺が聴いてきたベビメタ史上一番だったかも。
6連が終わったらピットを拡げようと心の準備をしていると6連終わり切る前にピットが拡がる。
おまえらやりたがりかよ(笑)
しかも最近流行りの何でもかんでもサークルじゃなくてぶつかり稽古きたこれ。
どすこい!わっしょい!どすこい!わっしょい!
んでもメイト三曲の法則が発生してしまったのか後半は全然ピット拡がらなくなってきた。
最初だけかよ!
ギミチョコ
シンガロング無くなってしまったのかよ
悲しいわ
サークル煽り
CMIYC
キャッチミーでサークルが上手く出来なくなってきた頃合いを皆さんは覚えているでしょうか?
神ソロが入るようになってから。
神ソロが無い時までは、
イントロから回り始める⇒ヴォーイで高速回転⇒低速回転
CMIYCでのサークル初めての人達も非常にわかり易いから作り易かった。
これが神ソロが始まりぐだるようになった。
イントロで拡げる回り始める⇒ギターソロで止まる⇒サークル再び作るの困難
一時はサークル曲だったけれども今では非常に廻りにくくなっていると現場にいる人にはわかってもらえるはず。
4の歌のほうが廻り易くなってるくらいだし。
そんなサークル煽る曲では既に無くなっているCMIYCでサークル煽るのも無理が無いっすか?
やるなら話をややこしくしている神ソロ無くしていまえや。
まぁ一番の要因は、
人が多過ぎる
IDZ
ベビメタ名物のこけてぐだる安定のWOD。
上手に比べて下手側が全然拡がらなかったから拡げていたら下手の小さいピットと合体した。
一瞬すげぇでっかくなったけどしゃっしゃってくる目立ちたいだけの馬鹿が多過ぎて小さくなってしまった。
下手の端っこはメイトでも無くレインコート着た人達だらけで、この人達ほんとに突っ込むんかな?って思ったけどその後のことは私知りませぬ。
KARATE
エビバデジャンプ
やっぱさ音がジャンプに合う音じゃないよね。
おねだりみたいにジャンプに滅茶苦茶あうリズムとは違うリズムでジャンプするからなんかちょっと違う感が拭えない。
まぁ、喜んでジャンプしたんですけどね。
メギツネ
エビバデシッダウン
個人的には
きらいだーーーーfrom sis anger
安い安すぎる安易過ぎる。
only oneなベビメタがやっすいことするもんだね。
ソイヤソイヤソイヤソイヤで踊ってたほうが楽しいわ。
まぁこれはピットで思う存分楽しませてもらってる自分からの意見なので、WODにも参加しない層にも何かしら参加してもらうことで楽しんでもらおうという試みである観点からすると良いとは思う。
けどさ、最先端を走っている人がいて、それに全力でついていこうとして成り立っているライブで最先端の人が後ろの人のペースに合わせたらさ、凡庸になっていってしまわない?って危惧もあります。
音自体はとても良かった。
でもなんかちょっと違う。
グルーヴ感が希薄だった。
ベビメタの音でグルーヴ感出すのは難しいのかもしれないけど神ならできるでしょ。
楽曲のパワーのみで押し切られている感じでもっとこうベースとドラムの融合だけで超気持ちいい言い良いいいいってのを求めてるんです。
なんか文句しか書いてないんだけど実際のところはすっげー楽しかった。
楽しいのが平常運転になり過ぎてて特に書くこと無さ過ぎてこんな感じになってしまうなー。
FUJI ROCKまとめ
すぅちゃんは言いました。
『ライブは戦いだと思っています。それはお客さんとの戦いでもあるし、自分自身が最後までやりきるっていう意味の戦い』
フジロックで俺は悟りました。
『フジロックは戦いだと思っています。それはうんことの戦いでもあり、自分自身が最後まで漏らさないっていう意味の戦い』
幸いなことに俺はフジロックとの戦いに完全勝利することができました。
急激な気温の変化でピーゴロとの戦いになったりしたら勝てる気がしない。