バックのスピンが今一つ安定しない。
球が低かったり弱かったりだと問題無いのだけど強烈にスピンが掛かって跳ね上がってくる球だと吹かすし抑え込めない。
現状一番安定していたのは壁をしっかり作りフラット系で厚く当てる打ち方。
でもこれはフィーリングが良い時は使えるのだけど、フィーリングが悪い時なんかはとてもじゃないけど打てない。
だからとりあえず入れに行って浅くなって主導権を握られる。
理想はフォアのナダル打ちのように高い打点で食い込まれてもスピン量の多い山なりのボールを返したい。
そんな考えを持って打点を遅らせて下から上に振り上げようと試みていた。
先日の試合でやってみたけど上手くいかない。
どうもフォアと違って打点の許容範囲が狭く高いレベルの対応力を求められる。
ジュニアの子が相手でバックにスピンを叩き込まれまくった結果。
4-5くらいで打ち方を一番安定している打ち方に戻した。
しっかり壁を作って厚く当ててやる。
スピンを掛けようとかすれた当たりで浅くなることが無くなり、その後はフラット系バックハンドでイニシアチブをとって展開することができるようになってきて7-6(10)で勝利。
この勝利とともに駄目だなとバックに見切りをつけた。
さて、スピンをしっかり掛けて相手の球に押されずに打つためにはどうすれば良いか?
う~ん、、、
厚く握ればいんじゃね???
今迄もセミウエスタンとウエスタンの間くらいのバックハンドの左手としては厚い部類で打っていたと思うのだけどフルウエスタンに変更。
これなら打点を前で捉えることが出来れば振るだけでスピン掛かる。
素振りの時点では良い感じ。
ならフォアも同じように打ってみようとフォアもセミとフルの間くらいからフルウエスタンに変更。
次のテニスに機会。
フォア
体に染みついた打点のせいかグリップを厚くした分だけ前で捉えないといけないのに打点が遅れる。
間に合わない。
色々考えながらやっているから打点に入る精度が落ちてまともに打てない悪循環。
バック
信じられないくらい簡単にスピンが掛かるようになり厚く打てるようになる。
フォアの不安定さと正反対の安定度。
フルウエスタンにしただけでこんなに変わるとは。
一時間くらい練習した後にシングルを4セットやったけど、その中で気付く。
なーんかバックでヘッドを完全に落としきらずに落としてる途中の段階で伸張反射で打ってやると厚く当たってスピンが面白いように掛かるなぁ。
その後はバックはヘッドを完全に落としきらずに伸張反射のタイミングを合わせることに終始する。
相手の球が深くてナイスショットだったりするとタイミングが合わずに振り遅れなんて場面もあったけどタイミングが合った時は自分でもしっかりスピンが掛かって厚く当たっているのを実感。
クロスに打った後に『あぁ、これ行ったなぁ』と思ってからネットに詰めるとハメ技なんじゃないかと思うくらいにボレーがパスパス決まる。
フォアの回り込み逆クロスからのアプローチの場合は打った後に後ろ目の体重になっているから前に詰めにくい。
バックの順クロスからだとキャリオカステップのスライスアプローチ的な感覚で自然に前に詰めることが出来る。
フォアでも順クロスからのアプローチはし易いんだけど、如何せん相手もフォアだからパッシングが強い。
プレッシャーの無い身内でのシングルと言えどもこれだけ良いフィーリングで打てれば本物かな?
フォアは壊滅的でどうしようも無かった。
グリップを厚くした分打点を前にして厚く捉えるのに四苦八苦。
その時はヘッドをしっかり落としてラケットの起き上がりを打点に合わせようとしていた。
今思えばバックみたいにヘッドを落としきらないで伸張反射で打つというのをフォアでもやれば良かったのだけど、その時はそんな考えには及ばず。
4セット目は打ち方を戻して深く考えずに打点だけ合わせることを意識。
別に変える前に不満があったわけじゃないので打ち方戻したら頗る調子が良かった。
でも自分の思い描く弾道はもっとスピンが多くてねっとりとした弾道だからやはり厚く握って前で捉えたい。
ヘッドを落としきらずに伸張反射。
これで素振りをすると頗る良い感じ。
バックは当然のことフォアもサーブも良い感じ。
特にサーブは今までに無い感触だ、
ヘッドを落としきらずに伸張反射
ブレイクスルーな予感がする。