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ブレイクスルーは突然に170820

こないだ試合で大学生にボコボコにされた。
ボコボコと言っても5-7なんだけど試合の主導権は完全に相手で95%相手主体で打たれた球をとにかく拾うだけ。
調子良かったから拾って拾って最後に力尽きた。
その試合の中とその子を見てて思ったのが、かる~く打ってるのにスピンが重く効いていて速い球が飛んでくる。
なんであんなに軽く打ってるのにこんなにスピンが効いてる球が飛んでくるんだ???
軽く打ってるように見えてフラットで速い球が飛んでくる人は何人も見たことあるけど、スピンがしっかり掛かっている人は初めてかもしれない。
身長も165くらいでかなりの細身なのに軽く打って信じられない球が飛んでくる。

 

その子のその後の試合も見ていて確信した。
抜本的に技術面で違いがある。

 

何が違うんだろう?
1つは打点がかなり前。
後は体を回して打ってるように見えるんだよなぁ。

 

これまでの俺の考え方だと、
テイクバック
⇒振り始め
⇒胸が打ちたい方向を向いたら左手で体が回るのを止める
⇒体が回るのが止まることで腕が鞭のように走って出てくる

 

こんな風に思っていたのだけどその子はどうも違う。
くるんと軽く回って打点を前にしているだけに見えた。
くるんと回っているのにどうやってスピンを掛けているのかよくわからなかった。


そして最近のバックハンド。
フラット系で強打は誰にでも出来るしダブルスならばセンターベルトの上を通して叩き込めば良いのだけどシングルスではそうはいかない。
まず打点に入れない。
次にコートが狭くてフラット系だとアウトのリスク増大。
前衛がいないからダブルスならば叩き込んだ後の次のボールをパートナーが決めてくれるけどシングルスだと返ってくる。
何発も打たされる。

 

調子が良ければ何発だって叩き込めるのだけどそうはいかないのがテニス。
身内との練習でも波があるのに外の試合では使いものにならない。

なのでどうにかしてもっと厚い当たりのバックハンドのスピンを習得したいと思っていた。
良い感じのフィーリングを掴めたのが腕を振るイメージ。
ラケットを振るイメージだとどうしてもリストワークで回転を掛けに行ってしまい薄い当たりになる。
浅くなって次にやられるし深く行っても相手に驚異は無い。
腕を振るイメージだと、腕というものが想像以上に重い。
腕を下から上に振るとなると下半身から持ち上げないと全く振れない。

 

そんなイメージで振るようになったらバックの肩口の打点も厚い当たりでスピンが掛かるようになってきた。
そんで気づいた。
胸を正面で止めるよりも体を回してしまった方が楽だな。
両手バックはどうしてもテイクバックが小さくなってしまう。
胸を正面で止めるとラケットの加速区間がフォアに比べると短い。
フィニッシュで左肩が前にくるくらい回して打つと楽に厚い当たりでスピンが打てる。

 

フォアでも同様に体を回して打ってみる。
とても楽に打てる。
打点がアリエナイ程に前になる。
力感が少なくなって適当に打ってる感じになるけれども体重の乗り方が段違いで楽に打てる。
肘への負担も少ない。

 

そう言えば調子の良い時に打点を前にしてフォア叩き込んでる時は体が完全に廻って右肩が前に出ていた。
それをフルスイングでは無く体をクルンと回してやる感じでコントロールして打つ。
断然楽だ。
球も良いのだけど何より楽。
スコーンと打てる。
何処にも負担が掛かっていない感じ。


これは完全にブレイクスルーだ。
左手で体を止めてラケット先端を走らせる意識からシンプルに体重を乗せに行く打ち方に変更。
目から鱗。
この打ち方にしてから今迄勝ったこと無い人にシングルをしてもらったんだけどとても良いフィーリングだった。
5-1で時間が無くなってしまったけど打ち方にブレイクスルーが起きているのはスコアどおり。


体を廻して打つべし!!!