相変わらず糞サーブを連発しているワタシ。
前のブレイクスルーで回転の掛け方ブレイクスルーは起こったけど何かが違う。
バックハンドなんて滅茶苦茶かる~~~~く振っても球がパっコーンって気持ち良く飛んで行く。
対してサーブは一生懸命振っても球が全然飛んでいかない。
今までは枝葉末節を意識してスピンサーブを打とうと考えていたけど、バックハンドはこれだけ軽く打っても飛ぶのにサーブはこれだけ飛ばせないというのは抜本的に問題があって違いを考える必要性に気付いた。
バックハンドやフォアハンドとサーブとの決定的な違いは体のチカラを如何に伝えられているかということ。
バックハンドは本当に軽く打っても下半身のチカラが綺麗に伝わっている。
ほんの少しだけ軸足を曲げた力が綺麗に伝わる。
軸足の膝の曲がり具合は直立を180度とすると150度程度。
ほぼ曲がっていないくらいの状態でも下半身の力は偉大で球を飛ばしてくれる。
対してサーブ。
膝の曲がりは130度くらいになっている。
なのに全く力は伝わっていない。
バックハンドは膝曲エネルギー30度が余すことなく伝わっている。
対してサーブは膝曲エネルギーが50度もあるのにうっすーーーーい当りしかしない。
冷静にバックハンドとサーブを意識して観測してみた。
・バックハンド
膝が曲がる→開放と連動してスイング開始 ※この時膝は完全に伸びきる前にインパクト。
・サーブ
膝が曲がる→空中に放り投げられたボールに合わせる→膝が伸びきってジャンプ→体が頂点に達する→体が落ち始める→スイング開始
衝撃の事実
いやこれはむしろ笑撃レベル。
サーブの場合は下半身の力が抜け切った後に一生懸命腕で打っているということ。
THE 手打ち
KING OF 手打ち
そういえば昔スクールに通っていた時にコーチに言われたことを思い出した。
君は体が下に行っている時にボールを打っている。
当時の俺はそんなことよりも如何に回転を掛けるスキルを得るかに邁進していたため事実として認識はしていた。
けれどもこのことがベリーインポータント過ぎるスキルだということには気づいていなかった。
コーチはJOPでもいいところまで行った人でサーブが最も武器だった。
ってことはバックハンドみたいに膝が開放しきる前にスイングが開始されればいいんじゃん。
それを意識してサーブを打ってみる。
全然出来ない。
トスが高くなりタイミングが早過ぎる場合
膝の力が抜け切ったKING OF 手打ち
トスが高くなったり振り始めが遅くなった場合
膝の力が膝に留まったままのKING OF どん詰まり
膝の力を綺麗に伝えるって難しい。
なんで難しいかっていうと圧倒的に時間が足りないのと三次元の打点。
ストロークは相手のコートから球が返ってくる迄の距離と時間があり、球は平面で捉える二次元の動き。
サーブはトスを上げた位置から球が加速度的に落ちてくる。
間に合いません。
これまでサーブをゆったり打とう力まないで打とうって思っても全然出来なかった。
なんで出来ないかって間に合わないから。
間に合ってないから急激にジャンプする。
急激にジャンプするってことは打点が全くあっていないフルスイングになるってこと。
何本か打っていると間に合わないから急激にジャンプして間に合わせようとするパターンが多いことに気付いた。
体が落下している時に打つほうが珍しい。
要約すると膝をゆっくり開放してタイミングをぴったりと合わせられるようになることが必要なスキルになっている。
上手くタイミングがあった時はゆっくり振っているのにパコーンって球が飛んでいく。
枝葉末節じゃなくて必要だったのはこのスキルだったんだ。
スマッシュも振り遅れ気味になることが非常に多くて、サーブで染み付いた振り遅れ癖がそのままスマッシュにも表れているんだろう。
今回のは正真正銘のブレイクスルーになると思う。