シュワルツマンとジョコビッチの試合を見た。
シュワルツマンのバックハンドの安定感と当りの厚さは凄まじい。
俺よりも小さな体であんなに厚い当りを連発出来るんだ。
完全にぶっ叩いてる。
井上尚弥のボクシングを見た。
レベルが高くなればなる程に実力差は均衡していくもんだろうと思っているけど、なんかフェデラーが出てきた時見たいに実力が抜けているように感じた。
そんな思ってたらふと思い出した。
そういえば知り合いのWさんのフォアハンドは右フック気味のストレートみたいな打ち方でえげつない球が飛んでくるなぁ。
Wさんと初めて対戦した時のこと。
次に対戦するWさんの試合を見ておくことにした。
そしたらWさんも対戦相手も何の意思も持たないようなヘロヘロ球をコートの中心で繋ぎあっていた。
こりゃどっちが来ても楽勝だろう。
そんなこと思った俺は緊張感が抜け切ってしまい昼寝してしまった。
アナウンスで起こされてWさんとの試合。
寝ぼけ眼での立ち上がり。
Wさんの爆裂フォアハンドが炸裂。
寝ぼけてたせいもあるけど、あまりの球の鮮烈さに目に☆がチカチカした。
球を打たれて星がチカチカするなんて初体験過ぎる(笑)
???
俺が偵察した試合はいったい???
そんなこと思いながらも星がチカチカとともに一気に目が覚めた。
Wさは横殴りのスイングで強烈にスピンの掛かったフォアを分厚い当りで叩き込みまくってくる。
もう完全に右フック。
明らかに右フック。
Wさん。
僕らがやってるのはテニスです。
ボクシングじゃありません。
右フック連打してくるWさん相手に必死にアウェイ&アウェイ&アウェイ&アウェイ&極たまヒット。
鮮烈な体験をさせて貰った試合だった。
その試合から何度かWさんとシングルスをご一緒させて頂いているけど右フックフォアは本当に強烈。
特に凄いのが思いっきり打ってる感が無い。
別にそんなに全力で打たなくても右フックをバシって当てれば相手倒れるし、的に打ってくる。
完全なフルウエスタングリップで右フックを打ってくるWさん。
これだけ安定して分厚い当りを連発出来るということは何かしらの技術があるのだろうけど、当時はセミウエスタンだった俺にはよくわからなかった。
そして何時の間にかウエスタングリップになった俺。
ウエスタングリップにして初めて知るボールへのコンタクトやボールの飛び方。
結構違うんだなぁ。
先日友人とミニテニスをしていた時のこと。
ん??
なんだ今の当り方は??
不思議な当り方をしたけど球は上手く飛んで行くぞ???
ミニテニス後はそんなのすっかりわすれていた。
帰宅してから、なんだったんだろうあの当り方は?
ラケット握りながら振ってみた。
こんな感じだったけかなぁ???
こんな感じかぁ。
あっ、
こんな感じっぽい。
これって・・・
完全に右フックやん。
Wさんじゃん。
ついに俺もWさんの領域に達したのか???
ってか右フック打ちってバックでも出来るんじゃね??
バックハンドでやってみるとテイクバックが小さい分ショートフックみたいな感じだ。
ショートフックだけど今までに無い振り切りの良さを感じる。
なんだこれ?
俺もシュワルツマン並のバックハンドに達したのか???
サーブでも同じ腕の動きを使ってみた。
上に向かって右フックをかましてみる。
同じ動きだと完全にボールが面に被さる。
こんな感じ。
なんだこれ???
こりゃダメだろ。
今までのインパクトのイメージ。
もしかして・・・
上の図のイメージがスピンサーブには適しているのか???
ブレイクスルーの予感がする。