テニスとLIVEで生きています

テニスとLIVEしか生きる楽しみが無いJDのブログです。

BABYMETAL Glastonbury Festival 2019

グラストンベリーに出るのが決まったことを聞いた時、へぇ~そーなんだーって思いました。

海外の名だたるフェスに出まくっているベビメタなので、新たに大きなフェスに出るよって言われても何も感じなくなってきているのがメイトあるあるだと思います。

日本で好きだけど売れてないバンドが渋谷のTOKYO CALLINGに出るってなっただけでも、キタコレアツイ!!!ってなるけど、ベビメタの場合は完全に麻痺してる。

サマソニも今年は来日してくれるんだアリガタヤーくらいに感じるから。

 

最初のヨーロッパツアーで現地の空気を感じた結論。

 

ベビメタはどこへ行っても大丈夫。

 

ダウンロードだろうがヴァッケンだろうがメタルラウドロックフェスでベビメタがコケルことなんて無いだろう。

その先も思ったとおりに快進撃を続けたベビメタ。

ダークサイドだろうがメンバーが誰になろうが一定のクオリティは保つから問題ないのがベビメタ。

 

なんだけどグラストンベリーはこれまでとは毛色が違うらしい。

客層がラウドロックでは無くてポップス。

極端に言ったら歌謡曲

ラウパに八代亜紀が出た時に思ってこと。

あーそうなんですーふーん

全く興味が無い。

八代亜紀レベルの知名度でもそう感じるのが畑違いというもの。

それが逆パターンでイギリスのポップスフェスに日本の良くわからないバンドが出てくるって。

俺が客だったら1μmたりとも興味がわかない。

 

そんなフェスなので見ることが出来たら見てみたいと思っていたらBBCのLIVE中継を見ることが出来ました。

文明の力おそるべし。

ベビメタの前に流れていたYear & Yearを見ると、これは想像以上に畑違いだ(笑)

思い出すのは稲妻ロックフェス。

稲妻地蔵という名言を残した伝説のフェスよりも畑違いに見えるレベルだ。

ベビメタの出演が決まった時にはソールドアウトで海外メイトもいない状況。

これって過去最凶のアウェイじゃないか。

過去最強のピンチじゃないか。

 

これまでのベビメタのピンチと言われた戦い。

ラウドパークでガチメタラーにぶっ殺される

・ソニスで本物のガチメタラーにぶっ殺される

 

ラウパは散々ガチメタラーにぶっころされると言われていたのに蓋を開けたらどこにいたのそんな人達???状態だった。

ソニスは小便入りペットボトルが飛んでくるとかレ○プされるとか散々言われていたけど蓋を開けたらそんな人達はいなかった。

結局のところ好きな音楽のジャンルが似通っているところで、それなりのパフォーマンスを見せれば受け入れられるってこと。

 

でもグラストンベリーは違う。

音楽の趣味が違う客。

完全勝利扱いのソニスフィアでも現地にはソニス地蔵が沢山いた。

曲を重ねていく毎に地蔵に命が吹き込まれていった。

banbansuzuking.hatenablog.jp

 

でもそれは音楽の趣味が同じだから。

畑違いの音を聞かされてどう思うのだろう。

 

でも、だって、だけど、唯一無二のすぅちゃんの歌声がグラストンベリーの観衆に響く可能性を信じたい。

 

フェスの醍醐味のひとつがサウンドチェック。

日本だったらスタッフがボーカルマイクチェックをするけど、ここではすぅちゃん自らがテスト。

サウンドチェックの時点で青空の彼方迄届いてしまいそうな声をしているすぅちゃん。

 

えっと、私の記憶が確かならば、あなたは昨日、一昨日と横浜でライブをやっていましたよね???

喉にダメージどころか横浜でアップ完了みたいになってるじゃん・・・

 

日本のBABYMETALをアピールするためか女狐スタート。

開演と同時に恐ろしいことが起こった。

それは瞬きする一瞬の出来事。

邪神メデューサがスクリーンに映し出されたのだ。

メデューサが睨みを効かせたその刹那、グラストンベリーの観衆は石化して地蔵になってしまった。

メデューサの魔力は凄まじくグラストンベリー地蔵はピクリとも動けない。

運よくスクリーンから目を逸らしていた者達が極少数いて、その人達はベビメタの音楽を楽しんでいた。

 

対してベビメタはすぅちゃんも、もあちゃんも全く疲れを感じさせない。

えっと、私の記憶が確かならば、あなた達は昨日、一昨日と横浜でライブをやっていましたよね???

疲労どころか横浜でアップ完了みたいになってるじゃん・・・

※二回目

完全アウェイを目の前にしてすぅちゃんは戸惑いを感じることもなく、『くっそアウェイだなー、まーしゃーないなー』くらいな表情。

これが今まで数々の異国の地で不安を乗り越えてきた経験値か。

 

それにしても最愛ちゃんダンス上手くなったなぁ。

横アリはステージから遠過ぎてなんだかんだ言える程見えなかったし、スクリーンも小さくてよくわからなかった。

何より楽し過ぎて目よりも耳に神経が取られてしまっていて、時折思ったのが最愛ちゃんメタクソ美人さんになってない?ってぐらい。

それがこうして太陽光の下でハッキリと見えると上達が良くわかる。

昔はダンススキルのゆいちゃん、愛嬌の良さで盛り上げる最愛ちゃんって感じだったのに今や立派なダンサー。

mikiko道場の弟子であって姉貴分Purfumeと同じくダンスにしなやかさを感じる。

激しい動きなのに硬さが無くて滑らかでしなやか。

子供の体から大人の体に変化して何頭身だよ?って手足が長く見えるスタイルがダンスの美しさを引き立てる。

いや、ダンスが最愛ちゃんの美しさを引き立てるのか?まぁどっちもか。

今の最愛ちゃんとゆいちゃんのBABYMETALを見たかった。

 

現地じゃどんな音が鳴っているかはわからないけど放送用の音はとても良い。

ザクザクのギターがたまらない。

横アリもメディア化されたらこんな音になるのかな?

 

日本じゃ大盛り上がりのメギツネだけどグラストンベリー地蔵はあまりに硬い。

そんな超アウェイで驚きの光景を目の当たりにした。

すぅちゃんジャンプしろって煽るんだ・・・

この糞アウェイで煽るんだ・・・

いくら世界のBABYMETALでも流石にここで煽っても無理でしょ・・・

ベビメタは進行が決まっているってのもあるけど煽り無しという選択肢は無かったのだろうか???

煽ってもノーリアクションだったら俺だったら心折れるよ。

 

案の定煽ってもグラストンベリー地蔵は無反応に近い。

20歳の女の子がこんな仕打ちを受けて良いのだろうか。

すぅ様だから動揺する素振りも見せずこなしていたけど、心の中では何を思っていたのだろう。

F-HEROが横アリでラップ歌うの怖くて仕方無かったと言っていたけど、すぅちゃんも無反応の客見て同じようなこと感じたのかな。

まぁ、無いか(笑)

 

 

ソニスでは曲を重ねていく毎にソニス地蔵に命が吹き込まれていったけど、グラストンベリー地蔵はソニスよりも硬い固い堅い難い。

どうやら石化のみならず、メデューサの魔力によって産み出された闇の衣まで纏っているようだ。

 

PAPAYAでも驚きの光景を目の当たりにした。

すぅちゃんジャンプしろって煽るんだ・・・

この糞アウェイで煽るんだ・・・

 

この煽りの効果なのかPAPAYAが終わった時点で闇の衣が取り払われた気がする。

 

知名度No.1のギミチョコを経てのKARATE。

30分間に渡るすぅ様の天を地を海をも割る歌声による石化解除処置の結果奇跡が起きた。

地蔵の石化が徐々に解けていったのだ。

グラストンベリー地蔵が動いた。

メデューサに石化された地蔵様が動いた。

 

RORWODはこのフェスには余りに似つかわしくないかなと思っからKARATEで終わりかと思いきやROR

えっ?WODの振りもやるんだ・・・

 

邪悪なメデューサの眼によって石化され地蔵となってしまったグラストンベリーの人々が、すぅ様の歌声によって石化が徐々に解けていって人間の姿に戻って行く奇跡を目の当たりにしたフェスでした。

 

それにしてもすぅちゃんまたパワーアップした???

体が出来上がってる感じだから、肉体的な余裕が歌声にも余裕を持たせてるのかな。

あれだけ中高音が響いていると頭痛くなってきそうなものなのに、不快に感じないすぅちゃんの声。

ってRock On The Range 2018でもパワーアップしたとか言ってた気がする。

 

サポートに入った蛸師。

まずは横アリ1日目、グラストンベリーとミス無く終えたことに大きな拍手を送りたい。

今のBABYMETALにメインダンサーとして迎えられ初舞台が1万人の横浜アリーナ

二回目の舞台がイギリス人しかいない超絶アウェイな海外のデカすぎて現実感が無いフェス。

モーニング娘。としても大舞台には立ってはいるのだと思うけど、基本的に全員味方である自分のグループのライブと、世界のBABYMETALのYUI-METALのポジションに入るというのは全然違う。

ミスでもしようものならどんなバッシングが待っているか想像出来ない。

グラストンベリーは生中継されてイギリス中に放送されるそうだ。

彼女の感じていた重圧はどんなもんだったのかなぁ。

そんなプレッシャーの中でミス無く演じ切ることが出来たというのは素晴らしいこと。

ダンス自体はパワフルだけど固さがあって、すぅもあの激しいけれどもしなやかなレベルには遠さを感じた。

今のすぅもあは肉体的にも精神的にも鍛え抜かれて異次元レベルに昇華してきてるから差があるのは仕方無い。

今はブランクもあるだろうし慣れの問題もあるから、怪我さえしなければ3ヶ月もツアーを回っていれば見違えてくると思う。

すぅもあと並んでいると太いなと感じるところもベビメタの運動量こなしていれば絞れてくるでしょ。

すぅちゃんも最愛ちゃんもパッチリおめめだから、一重のクールビューティー路線がいると良いアクセントになるんじゃないかな。

 

ライブビューイング、サマーソニックフェスティバルと楽しみが続く。

インド好きなんだよね(笑)