前回のブレイクスルーで左手が超重要と書いた。banbansuzuking.hatenablog.jp
確かに超重要であることは間違いないとは思う。
しかしながら当社比神※のバックハンドと比べるとちゃんと当たる率が段違い。※当社比神=スピン量は少ない、高い球は打てないけど神
何かが違う。
神バックハンドとの違いをトレース比較してみるとあることに気付いた。
軸足の向き
神バックハンドの軸足と打球方向
打ちたい方向に対して壁のように直角になっている。
フォアハンド
バックハンドのような壁は無い。
なんでこんなことになっているかというとオープンスタンスを採用し始めた20年前。
つま先は前に向ける。
これに尽きる。
誰が言ったか言ってないかもしれないが愚直にオープンスタンスはつま先を打球方向に向けて体を捻じることでパワーが産まれると思ってやってきた。
そして前回のブレイクスルーから。
左手は打ちたい方向と直角にとっていたが軸足は図のようなまま。
これを神バックハンドのようにしてみた。
左手と右足で打球方向に足して壁を作るイメージ。
これを実践してみたら凄まじい効果を発揮した。
えっ?
こんなに即効性出る??
過去にも軸足で壁を作るを意識したことがあった。
しかしなんだ?
それに左手を加えてスイングを縦に振るようにした結果。
神フォアハンド。
今までの苦労はなんだったのだ?という程に簡単に打てる。
細心の注意を払って打っていたのに上手く当たらないとかあったのが、そこまで神経使わずに打っても厚い当りでスピンがアホみたいに掛かって打てる。
意識していることは左手と右足で壁を作って縦にシャープに振る。
これだけ。
見ていた人や対戦相手に聞くと前よりも捻りが大きくなっているとのこと。
ん???捻ってるつもりはまったくない。
むしろつま先を前に向けていた時のほうが捻じれを体幹していた。
軸足を横に向けることで体全体が横に向いて懐が深くなったことで捻られてると感じるようだ。コースが読みにくくなったとのこと。
不思議なもんだ。
フォアハンドはガシャリ率が高くて、何年テニスやってんだよってくらいガシャリ率が高かった。
出来るようになってから考えてみるとそりゃそうかとも思う。
体の向きに対して一番自然にラケットを振れるのって図の軌道。
今までやってきたフォアハンドは下図
打ちたい方向と体が打ち易い方向の乖離。
それを防ぐために左手で体の開きを抑えて打ちたい方向に飛ばそうとしていた。
しかし自然じゃない動き方には無理がどうしても生じる。
打ちたい方向と体が打ち易い方向のイメージがズレているんだからガシャリが多いのも納得だ。
この左手&軸足論でシングルスを4セット程やってみたけど、慣れる程に炸裂していった。
こんなにフォアハンドって簡単だったのか。
往々にしてテニスって翌週になったら、
『こんなはずじゃない!!!先週の絶好調はなんだったんだ!!!』ってことが多くあるんだけど。
今回のは完全なるブレイクスルーの予感だ。
そしてフォアハンドがブレイクスルーして如実に弱さが浮き彫りになったのがサーブ。
スピンサーブを打つに当って面が向いている方向が飛ぶ方向で振る方向とは全く異なる。
これが非常に苦手である。
ストロークは振る方向と飛ぶ方向が完全に一致。
ボレーもペースのあるボールを送るには振る方向と飛ぶ方向は一致。
スピンを掛けるために振る方向と飛ばす方向が一致しない。
フェデラー大先生も完全に横に振っているように見える。
捻る
捻じりが埋まれる
でも俺には振る方向と飛ぶ方向が一致しないのに厚く当たるイメージが湧かない。
そしてふと思う。
フォアハンドも傍から見たらクソワイパースイングに見えるけど、内部意識的には完全に後ろから前に当てに行ってワイパーにするイメージなんて全くない。
ワイパーフォロースルーは当った後に体に任せてスイングを逃がしている結果。
ってことはサーブもフォアみたいに当てて行くのが正解なのかもしれない。
フォアみたいに後ろから前に下から上に当てて、回内を伴うフォロースルーが横振りに見えるだけ。
もしかしたらこれがサーブのブレイクスルーかもしれない。