グリップを厚くすることに以前挫折した。
てんで無理ってワケでは無かった。
だけどヘッドを全く落とさずに完全横振りで打つ感覚がなんとも気持ち悪くてやめた。
そして全仏オープン女子。
優勝したイガ シフィオンテク選手。
凄いです。
まさに俺の理想のプレイスタイルに近い。
フォアハンドの軌道とスピン量が素晴らしい。
決めに行く時でもスピンで放物線を描くショットで決める。
フォアハンドのスピンと言えばナダルだけど、ナダルの打ち方はナダルのフィジカルがあってのものだと見ていて思う。
ストレートアームでゴリゴリのスピンを掛けるというナダルしかいないスタイル。
ナダルしかいないというのが特殊であることを物語る。
その点シフィオンテクは下半身を軽く回転させる力でスピンを打つ。
軸足を思いっきり踏ん張って『うぉりやぁぁ』といったナダルみたいなスピンとは全く違う。
シフィオンテクは筋力では無く技術でスピンを打っている。
そういえばアマチュアの人でも毎回毎回ヒョイヒョイと体を回転させてボールを打っている人を見たことがある。
毎回ジャンプして体を回転させて打っているけど、全然思いっきり打ってる感じもしないし、疲れそうな感じもあまりない。
ああいう打ち方もあるんだなぁと思っていたのだけど、もしかして彼はシフィオンテクの一族だったのかな?
そんなワケでシフィオンテクの打ち方を真似することにした。
観察してみるとグリップはかなり厚い。
むむむ、、、
エクストリーム、、、
前回あっけなく挫折したエクストリーム、、、
しかし同じ人間である以上、身体的構造に無理が無いことが俺にも出来ないわけがない。
観察してみるとシフィオンテクは打点がそこまで前じゃない。
ダブルベンドで肘が折りたたまれたままの打点で打つ。
軸足の回転で前後の動きがほぼ無い。
そうか・・・
肘が折りたたまれたまま打つのか・・・
そうかぁ。
そういうことかぁ。
最近のフォアハンドは打点を前にしてラケットヘッドを外を廻してインパクトを意識して行っていた。
こんな感じでとにかく打点を前にと意識していた。
そこで感じていたのがボールの上がらなさ。
特に胸より高い球を打点前で捉えた時に持ち上がらない。
弾道がネット上1mくらいになってしまう。
もっと高く打ちたいんだけど・・・
そしてシフィオンテク見て気づく。
厚いグリップで持ち上げるようとする程に打点は後ろとなる。
今まではこんなイメージで打っていた。
だって、厚いグリップは打点前って聞きませんか?
完全に厚いグリップは打点が前と思い込んでいたためこのように限界まで前で捉えるイメージで取り組んでいた。
そういえば弧月を手に入れた直後のテニスでのフォアハンド、バックハンドの跳ね方はえぐかった。
夏場だったけどオムニコートで相手がベースラインより下がってハイボレーで処理しなければならない程の高弾道スピンが打てていた。
それがその時よりも弾道が上がらなくなっていて不思議に思っていたのだが、打点が前になり過ぎて下から上に持ち上げる要素が無くなってしまったことが要因と知った。

ダブルベンドだ!!!とか言っていた時のあほ過ぎる俺の考え
振り始めは肘を曲げて、インパクトに向かって肘を伸ばしていき、インパクトでは肘が伸び切って打点を前で捉える!!
錦織超えるじゃん俺!!!
とか妄想していたのですが、やはり世界のトップレベルの技術というものは正しいワケですね、ハイ。
曲がったままだから下から上への肘を支点としたスピン内旋外旋運動ができるワケで、肘を伸ばす程に下から上への肘を支点とした半径は小さくなる。
肘を伸ばした場合
肘を曲げた場合
こんな感じで下から上へ振る回転半径が変わってくるため持ち上げ具合は如実に変わってくる。
本日のブレイクスルー
打点は肘が曲がったままの状態で最も前