前回のブレイクスルーでの肘を曲げたまま打つフォアハンドが過去最大レベルの大当たり。
こんなにも当たりを引いたのは初めてだろう。
肘を曲げたまま打つことで面の向きが変わらないためミスショットでも取り合えず相手のコートに入る確率が上がった。
スピンの再現性も格段に上がった。
こうやってフォアハンドが向上すると相対的に不満が出てくるのがバックハンド。
相変わらず安定感はあるがスピンが掛けられない。
左手の握りをウエスタンにしてるのにスピンが掛からない。
肘を曲げたまま打つことでショットの当たりの厚さの再現性は上がったけれどもスピンが掛からない。
俺はスピンを打ちたいんだ。
そして、こういう時は良いほうの技術のトレース。
すなわちフォアのトレースだ。
フォアハンドは肘を曲げたまま完全なるワイパースイングである。
バックハンドでも同様にワイパースイングを行ってみると・・・
カショ、パサっ。
弱弱しくネットにかかるカス当たり。
振っててもあからさまにわかる手打ち感。
うーむ・・・
何故手打ちになってしまうのか?
フォアハンドと比較してみると驚きの事実が隠されていたのだった。
フォアハンドのワイパースイングは矢印の弧を描くけど、体感的にはオレンジの直線のように右から左に振っている。
体重移動方向もスピンを掛けようとすればする程に右足(青)から左足(赤)が真横に近づいていく。
対してバックハンド
スイングはこのように左から右にワイパースイングにした。
落とし穴はスタンスと体重移動方向にあった。
このようにバックハンドは軸足である左足(赤)と、右足(青)のスタンスが前後となっており、体重移動も後→前となってしまっている。
体重移動は後ろから前であり、スイング方向は左から右。
下半身の力が向かう方向がスイングの方向と90℃違う。
そりゃあ手打ちに感じるワケだ。
後ろから前に体重移動しているだけフラット系のショットは打ち易く得意であった。
このようにスタンスを横にとってやり体重移動も横にしてやると・・・
驚く程にワイパースイングをし易い。
まるでフォアハンドでスピンを掛けている感覚。
練度を上げれば直ぐに上達する手応えを素振りだけでも感じ取れる。
バックハンドスピンブレイクスルー
スタンスを横にとって横に体重移動
遂にバックハンドでもフォアのようにスピンが掛けられる時が来たのだ!!!