前回のブレイクスルーで槍投げイメージと書いた。
槍投げイメージでサーブ練習をしてみたところ。
しょぼ・・・
くそ・・・
まともに当たらない・・・
絶望感に打ちひしがれながらサーブ練習を繰り返していた。
そうして繰り返しているうちにわかった。
上を向けていない。
過去にも顎をガン上げするとか書いてきたけど上を向くことが出来ていなかった。
鍔上トスとか言っておきながら全然上を向けていなかったのだ。
そして顔を上げることを意識した。
どうも顎を上げるイメージよりも帽子の鍔を天に向けるほうがしっくりくる。
顎上げだと首が苦しい。
帽子の鍔を天に向けるイメージだと自然に胸が開くようになる。
胸が開いて上を向けるとエネルギー充填完了だ。
あとは叩くのみ。
そんなわけでブレイクスルーを果たしたかと思われたのだが、やはりそうは問屋が卸さない。
100%くらいで打っている分には問題ない。
だがしかし100%で打つ場合はカラダが全自動調整で最適化してくれるため、真の技術とするためには軽く打っても厚く当たることが重要。
軽く打ってみると、まぁ、胸が開かない。
胸が開いた時の感覚が全然入ってこない。
その後
・鍔を天に向ける
・槍投げ左足体重
・ヒップファースト
・肩を後方にもっていき意図的に胸を開く
色々試してみた。
良い感じに胸が開く場合もあるのだけど、ひとつだけを意識して全部が上手く行くということがほぼ無い。
うーん胸が開かない。
胸が開いた時の感覚はフォアハンドでテイクバックして振り出す瞬間に似ている。
これをサーブで行いたいのだが難しい。
帽子の鍔が天に向くのも胸が開いたから鍔が天に向く。
鍔が天に向くから胸が開くのではない。
しかしながら今まで指標が無かったサーブに目標という光が見えた。
胸を開けるような打ち方が必要なんだ。
そんでググってみたら出てきた。
鳩尾を上に向ける。
試しに素振りしてみると確かに簡単に胸が開くようになる。
なんで簡単に胸が開くようになるのか?
鳩尾を天に向けると起こる現象
・帽子の鍔が天を向くくらいに自然に顔が上を向く
・鳩尾が上に向くという少なからず反る形をとるため軸足の左足が踏ん張り体勢になる
・鳩尾が上を向き左足が踏ん張り体勢のバランスを取るには左腕を天に伸ばすことが好ましく、勝手に左手が伸びる
・鳩尾が上を向くことで胸が上を向いておりラケットワークが簡単に出来るようになる
この感じだと鳩尾だけを意識すれば全てが上手くいくような勢いだ。
テニスの技術の落とし穴にもっとも多いのが○○だけを意識するだけでって感じだけど、これまで培ってきた廻り道は無意識レベルに落とし込まれているから、上手く行ってしまうのかもしれない。
鳩尾天向けサーブでブレイクスルー