インナーイヤーに目覚めた俺。
さらなる高音質を求めてES9に手を出した俺。
そこで気がついた。
ISW12ht直刺しだからヘッドホンが3mのクソ邪魔コードのせいで無理なワケであって、ポータブル用途の1.2mコードの高音質ヘッドホンがあればいいんじゃね?
SE-A1000ショートケーブルはスマホ直刺しはできていいんだけど、ちょっと音が好みじゃない。
さらなる高音質と利便性の両立がありえるのかもしれない・・・
とか思った矢先に目に飛び込んできたT5P。
ベイヤーのフラッグシップT1をポータブル用途にしちゃったらしい。
T1は600Ωの半開放型で3mコード。
T5Pは32Ωの密閉型で1.2mコード。
T5Pって俺が求めていたものなんじゃね???
理想は開放だけどT5Pは全然こもらないみたいだし、問題なし。
しかも最近価格改定が行われたみたいで128000円の10万超えだったのが88000円になっているというスーパーディスカウント。
何故かこうやって安くなったのを見ると88000円という一般人の感覚からしたら、基地外しか買わないような価格が安く見えてくる。
そして某価格コムの絶賛の嵐。
蒸留水サウンド・・・
なんて素晴らしい響き。
これはもう買うっきゃないでしょ!!!
フラッグシップで、こんなにマンセーされてるんだから、はずれなワケがないしね!!!
こんな高級ヘッドホンを電車でさりげなく使ってたらチョーもてるんじゃね?
もてバージョン1@電車
バン太郎『Hey、お嬢さん!俺のナイスなT5P聴いてみないかい!?』
可愛い娘『なんて気品のあるヘッドホン。是非とも聞かせてくださいませ』
バン太郎『ほら、遠慮しないで心ゆくまで楽しむがよい』
可愛い娘『あぁ、なんて素晴らしい音なんでしょう。こんなヘッドホンを使ってるアナタ。す・て・き』
間違いないね。
もしくは、
もてバージョン2@トレイン
可愛い娘『あのぉ、その素敵なヘッドホン聞かせてくれませんか?』
バン太郎『しょうがねーなー、ほら』
可愛い娘『あぁ、なんて素晴らしい音なんでしょう。こんな音を奏でるヘッドホンを使ってるアナタはきっと人を見る目もモノを見る目も森羅万象を見る目も優れてるんでしょうね。惚れてしまいました、結婚してください』
間違いないね。
でもまずは妄想の前に試聴しないと。
価格コムは偏見と自己主張欲に満ちたアンポンタンの巣窟だからね。
特に某どらさんと某空気さんはヒドイからね。
大都会TOKYOに繰り出す時間があったから某店で聞いてみた。
恐る恐る高級ヘッドホンを手に取り、高鳴る鼓動を抑えて装着する。
!!!
素晴らしい装着感です!
レザーパッドの肌触り、頭にしっとり密着するヘドバンド、適度な側圧。
さすがフラッグシップ!
そして俺のISW12htに火を入れる!
そこらのDAPよりも高音質なオマエの力を見せてやれ!!
???
???
???
???
???
???
???
???
???
八万八千円???
ダメだ。
俺の糞耳には良さがわからなかった。
悪くはないと思うけど、あえてこれで音楽を聴くか?と言われたら『NO』というだろう。
値段とEW9やaurvana airの手軽な装着感とトレードオフで得られる音質差が俺には感じれらなかった。
音の傾向も比較用に持っていったaurvana airのほうが好みだった。
やっぱり俺にはaurvana airぐらいの音質があれば、それから先は好みの差みたいだ。
そんなワケでT5Pよ。
君を電車で装着したら痛カッコイイかも!!!
とか、家での至高の音を手軽に味合わせてくれるかも!!!
とか妄想させてくれてありがとう。
そうなってくると開放のT1が気になってくるけど、3mの600Ωはないなぁ。
さすがにT1をショートコードにする勇気はない。
ちなみに某ウルトラゾーンをはじめてまともに聴いた。
EDITION8をはじめ、一通り聴いてみたけど、全然良さがわからなかった。
EDITION8はもしかしたら俺用の最高のヘッドホンなのかもしれないとか思ったけど、10万オーバーの値札の意味がさっぱりわからないくらい『何?この糞ヘッドホン』とか思ってしまった。
ハイエンドが嵌るわけではないということをしっかり学んだ貴重な体験でした。
でもでも、めっちゃ嵌るイヤホンがあったのです。
もしかしたら気のせいだったのかもしれないから、もう一度聴きに行ってみるけど。
世の中にレビュー全然ないけど、ドドドドドドドドドドドドドストライクかも!?