前回の記事で完成したS-N901-LR改。
S-N901-LR改のフロント2本でもテレビ音声を聞くと、NS-10MMCよりも遥かにクリア。
そんなクリアなS-N901-LR改だけど音楽聴いてると何かが足りない。
ボーカルに艶が足りない気がするんだよね。
以前持っていたオーディオプロのAVANTI A.10は高音が抑えてあったけどなんとも言えぬ艶があった。
ツイーターの能率を落とせば艶っぽくなるけど、それでも何かが違う。
違うといえばAVANTI A.10には吸音材がしこたま入ってたんだよな。
吸音材を増やすと箱の響きが抑えられて、音が締まる。
逆に言えば、響きが減って音が死ぬ。
以前の記事ではこう書いている。
>吸音材たっぷりになると、響きが減るけど、雑味が無くなってこれはこれで良い。吸音材ノーマルは適度に響いて、味があってこれはこれで良い。どっちも甲乙つけがたく良い。側面に貼るだけにした。
今回はぎゅうぎゅうパンパンに詰め込んでみる。
でも吸音材高いんだよな・・・
ミクロンウールだと小泉でも1000円オーバーで、ぎゅうぎゅうパンパンに詰め込むと4セットは必要だろう。通販だと送料高いし、秋葉まで行かなきゃならん。
アクアリウム用の濾過マットが安くておすすめってネットで発見したからホームセンター行ったけど、量が微妙に少なくて値段を考えるとミクロンウール黙って買ったほうが良い。
もっと安い濾過マットがないかとダイソー行ってみると、アクアリウム用品がほとんどない。
やっぱミクロンウールかな?って思ってたら発見!
ダイソークッション210円。
210円でこの大きさならコスパ抜群だろ?
気になる中身はポリプロピレン(PP)
PPならば劣化も少ないし、吸湿もしないから、これで試してみよう。
3つ購入して足りなければまた買いに行こう。
帰宅後片方にクッション一つ分を全部投入。
リスニングポイントとスピーカーの配線配置をごちゃごちゃやって手元で一瞬で切替可能なシステムとした。
聴き比べると、やっぱり吸音材の変化は絶大で全然違う。
210円のPPでも吸音材の効果ははっきりと猿でもわかるくらいある。
吸音材ノーマル+αのほうは付帯音が沢山ある。これを味ととるか雑味と取るかが吸音材の量を決定するファクターだと思う。
対してマキシマム吸音材のほうは箱由来の付帯音がほとんど抑えられ、ユニットからの音のみ鳴ってますといった塩梅。
低音が少なくなってる。
二つを聴き比べてしまうと吸音材が少ないほうが雑味だらけで明らかに解像度が低い。吸音材をたくさんいれたほうがクリアで高解像度なのが間違いない。
YAMAHAの名機センモニも吸音材たっぷりなようで、モニターは雑味を極端に減らすもんなんだろう。
低音出ないのも吸音材たっぷりなせいでしょう。
聴き比べてしまうと吸音材が少ないほうは解像度低くてやってらんない。
二つ比べたら吸音材マックスをとるに決まってる。
ウーファーはバイアンプで出力入れれば出るだろ?
そんなわけで吸音材ギチギチ決定。
クッション一個でもかなりキチキチだったけど、せっかく3個買ってるのだから1.5個分ずつ追加。
ウーファーを押し込みながらじゃないとねじ止めできないくらいキチキチにしたった。
完成品は解像度が向上し最高!!!
って言いたいところだけど、単品で聴いたら良くわかんねーや。
もともと吸音材入れなくてもそれなりに鳴ってるんだから、聴き比べないとわからん。
低音が出なくなったのは良くわかるけどさ。
あとは曲によってはスコーカーがビビッてるのがわかる。
今までは付帯音にマスクされてたのか、たまにビビってる時があるな?と思う程度だったけどビビってる時は完全にビビってる。
やっぱスパイダーレス加工がいけなかったんだろうなぁ。
新しいの買ってつけるのめんどくせーなー。
とりあえずこのままでいいや。