テニスとLIVEで生きています

テニスとLIVEしか生きる楽しみが無いJDのブログです。

ブレイクスルーは突然に200909

最近のブレイクスルーで以前とは比べものにならない程に安定感が出てきた。

フォアハンド、バックハンドともに弧月を強く意識することで上に打ち上げることが出来る。

取り組んでいると今までは体が流れてしまっていてスイングの凝集感が希薄だったことに気付く。

その場で弧月をタイミング良く合せてやるだけでボールは驚く程に簡単に飛んで行く。

体の重心が流れてしまうと凝集感が薄くなりボールに伝わる力も薄くなる。

この凝集感の感覚も今までは掴めていなかった。

一度掴めるようになってくるとスライスでも凝集感が大切であるとわかってくる。

追い込まれ気味やアプローチでも体の流れで打たずにシャープに振る。

そうすると力が流れず力の凝集を感じることが出来る。

 

こうやって上手くなってくると次の欠点が目についてくる。

・ドロップショット

・バックハンドハイボレー

ドロップショットは打たなければいいだけなので急務はバックハンドハイボレーだ。

 

それとは別に最近バックボレーが非常に上手くなった。

それまでと変えた点は打点。

コンチネンタルの1グリップでボレーをしていてフォア側の打点と同じ位置でバックボレーも打っていた。

1か月前にバックボレーは前にしたほうが打ち易いなと気付き始める。

打点を前にすると驚く程に簡単にバックボレーが打ち易くなった。

というか超攻撃的に打てて俺のバックボレーヤバい。

ということでバックハンドハイボレーでも結論が出た。

自分の想像しているよりも遥かに打点が前になる。

丁度ウエスタングリップでのフォアの打点が前になるのと同じ感覚だ。

バックハンドハイボレーを打つ場面は打点を前に出来ない場面ということ。

上手い人は完全に背中を向けることで疑似的に打点が前の状況を作りだしているのだ。

それがわからずに背中を向けて後ろ打点で打っていると何も上手くいかない。

そんなワケで打点は想像以上に前!!!

 

これでブレイクスルーだ。

 

これを書いていて思ったことがある。

ボレーには3つのグリップの型があると思う。

 

①耳にタコが出来る程に言われるコンチネンタルグリップ

②フォア側に厚いイースタングリップ

③ワングリップで打つ①②の中間

 

①の場合はフォアボレーが非常に薄くなって打点が後ろになる。その変わりにバックボレーが厚くなって打点が非常に前になる。打点の前後の違いは驚く程に違ってグリップチェンジ無しに同じ前後の位置で打つのはナンセンス甚だしい。

 

②の場合はフォアボレーの打点が非常に前となり、バックボレーが後ろとなる。

①の真逆だ。

 

③はイースタンとコンチネンタルの中間でセミコンチネンタルとでも呼ぼう。

これは前後の位置も①②の中間。

 

こうやって書いていて思うのがフォアハンドボレーのポーチが大学生時代に比べて全く出来なくなったこと。

なんか全然出れない、全然手が出ない、全然無理と漠然と思っていた。

加齢による反射神経の低下かとも思ったけど、ボレーのフットワークは別人のように向上している。

昔だったら一歩でしかボレーが出来なかったのが、3~4歩動いて足を使ってボレーが出来るようになっている。

そして気付いたのが大学の頃はボレーの握りがイースタンだった。

そのためフォアのポーチが格段にし易かった。

試しにコンチネンタルで体の前のボレーを打とうとすると難しいというか無理。

必ずフットワークで体をボールの横にもってこないと打てない。

ダブルスの前衛でフォアボレーが打てる人というのは軟式グリップの人が多い。

これだと体の前でボールを捌けるため浮いたボールを直線的に前に行って叩くことが出来る。

そうかぁ、握りかぁ。

③は前でも後ろでも中途半端になってしまうため論外。

 

ということはグリップチェンジをするのが正解なのだろうか?

ダブルスだったらクロス展開に対して厚い握り。

デュースサイドの前衛だったらセンターに浮いてきた球を決めるためにイースタングリップ。

デュースサイドの後衛でもクロスに前の打点で打つためにイースタングリップ。

 

アドサイドは逆でコンチネンタルグリップ。

センターやストレートは薄いグリップで打点を後ろに出来るからなんとか凌ぐ。

前衛にいる時に相手のストレートの気配を察知した時は厚くグリップチェンジする。

 

シングルスでフォア側にアプローチをした場合にクロスで抜かれるシチュエーションが非常に多かった。

コンチネンタルで握っているため打点は後ろになる。

クロスに打たれるからボールは体から遠ざかる。

打点が後ろということは、ボールがどんどん遠ざかり、届かなくなる。

厚いグリップで体から遠ざかる前に前でカットしなければならないのか。

逆にストレートに打たれた場合はボールは体から遠ざかることは無いので、打点を後ろにしたほうが凌げる方向に転ぶ。

 

グリップで打点が全然違うことから対応できるプレーも異なってくるということ。

 

グリップと打点。

テニスって深いわ。

逆に今まで何の疑問も抱かなかった俺の下手糞さよ・・・

ブレイクスルーは突然に200824

前回のブレイクスルー

banbansuzuking.hatenablog.jp

 

顎トスアップだったのだけど何違う。

顎を打点に向ける意識でいると顎の上がりが悪くなる。

今までの取り組みの中でわかったことはデコ、目、鼻、口、顎のラインが空と並行になればなる程に上に振り上げることが容易となる。

体は動かさずに首を廻して顎を打点に向けようとすると首が引っ掛かって顎が下がってしまう。

顎を打点に向けるのは意識せずに、とにかく顎をガン上げして空と顔が並行になることを意識することが正解か?

 

そして今回のブレイクスルー

真・弧月

弧月を意識し始めてから劇的に改善しているのだが、なんか上手く打てなかったという場面に出くわすことがある。

なんでだろう?と感じた結果。

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面の伏せ方が甘くなる時がある。

弧月で払ってやる意識があれば万事OKと思っていたが、意識しないと面が開いてテイクバックしている時があるのだ。

伏せている時と開いてる時の違い。

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伏せている時

 

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開いている時

画像では同じような位置から振り初めているはずなのだが、実際には違う感覚だ。

最初に面が伏せられている場合は、スイングが開始されて面が開くまでの区間が加速区間となる。

伏せられている状態から開くまでの僅かに思える区間

この区間の加速が如実にボールに与えるエネルギーに効いてくる。

特に面が伏せられている状態から開く区間というのは下から上への回転要素が非常に大きい。

両手バックハンドだと面が伏せがたいため、意識して面を伏せてやると違いがわかり易い。

一方で面が最初から開き気味のメリットというのもある。

スイングの遠心力を横方向に最大限に使えるためフラット系のスピードボールを打ち易い。

そういうスタイルであれば面が開き気味でも良いのかもしれない。

スピンで弾道を高くして展開を早くしたくない俺は伏せる必要がある。

これは間違いなくブレイクスルーで意識し始めてからも面の伏せ方が甘くなるとボールが行かないと実感できる。

面が伏せられた時に打点を前で捉えられたときはスピンの効いた球が綺麗な放物線を描いて飛んでいく。

但し打点が後ろになってしまった場合は非常にかしょい当りとなってネットまで届かなくなる。

 

真・弧月と言ってもやってることは弧月。

面を開かずに伏せるイメージを明確にして、払うスイングで最適打点を捕えることでラリーの安定感が飛躍的に向上した。

この技術は素晴らしいと改めて思った。

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ブレイクスルーは大外れで七転び八起き

前回のブレイクスルー。

banbansuzuking.hatenablog.jp

鳩尾を上に上げて、胸をボールに向けるというもの。

実践してみるとなんか違う。

何が違うかは忘れたけど何か違う。

マシにはなってるんだけど胸がボールに向くのは結果的なものである感覚。

 

胸を上に向ける意識を以て練習していて感じたこと。

時間が全然足りない。

トスを上げてから胸を上に上げようとするのだけど全然時間が足りずに胸をボールに向ける頃にはボールが落ち始めていることが多々あった。

ボールが落ち始めている⇒間に合わせるために早く振る⇒タメゼロサーブ

だからトスと同時に胸を上に向けるようにしていたのだが、トスと胸を同時だから、ただでさえ下手糞なトスがますます安定しない。

 

そしてブレイクスルーが起こった。

今までの俺

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このようにトスを上げる時は顔が直立。

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トスが上がった瞬間も顔は直立

 

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上がった後から顔と視線がボールのほうを向く。

このためトスアップ後に、

1、顔を上げる

2、ボールを見つけ認知する

3、落下しているボールに合わせてスイング開始する

1,2,3はいずれも時間にしたら極わずかな時間だが、実際にやるとスイングがボールの落下に全然間に合わない。

そんなワケなので最初から打点を見て、そこにトスを上げるようにしてみた。

 

すると驚きの結果が。

過去に感じたことが無い程に時間に余裕が生まれた。

1、顔を上げる

2、ボールを見つけ認知する

この動作が無い分だけ圧倒的に速い。

俺のサーブでこんなに余裕があることが過去にあっただろうか。

 

ブレイクスルー1

打点に顔を向けてからトスアップ

 

余裕が生まれてからタメが出来るようになったのだが、タメがある時、体が流れてしまう時と再現性がいまいち足りない。

何故だ?

何故だ?

なんでだ??

と考えていたら降りてきた。

 

顔の向き

顔が上を向いた時にベースラインと並行で視線だけボールの方向を向くとき。(アドサイド想定)

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この状態になっていると体がベースラインと並行方向に流易い。

何故かわからないけど流れる。

 

対して

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視線だけでなく顔ごとボールに向けた場合。

こうするだけで驚く程に体がビシっと安定する。

何故かはわからない。

全くわからないけどビシっと安定する。

左手と顔が壁になってびしっと安定する感覚だ。

このように顎をボールに向けてしまうと体が開いてしまうような印象があるが、実際には下半身は横を向けており十分な捻りがある。

視線だけ向けたほうが更なる捻りを生むことが出来るが体が流れ易くて俺には厳しい感じだ。

 

素振りをしていると下半身の安定度が半端じゃない。

これは新たなブレイクスルーに間違いないだろう。

 

顎を打点に向けてトスアップ

 

顎打法と名付けよう。

 

顎打法でブレイクスルー間違いない

ブレイクスルーは完全に大当たりであとはサーブだ

前回の弧月は完全なる大当たり。

その後のテニスでも最近は完膚なきまでにボコボコのボコにされていた先輩との一戦で6-2、6-2、6-3の完勝。

先輩が最近の俺との試合で圧勝続きだったから油断していたのもあるとは思う。

しかしながら完敗していた頃の俺の返球クオリティでは攻めの起点になっていた、というか凡ミスしていたシチュエーションでも、厚い当りのスピンで深く返球出来る割合が増えたのは間違いない。

その翌日のテニスでも確たる手応えをずっと持つ事が出来た。

この再現性は間違いないのだろう。

 

そうなってくると如実に浮かび上がってくるサーブの弱さ。

サーブも弧月でイケるかと思ったのだが人生はそんなに甘くない。

弧月で払い上げながらスピンを掛ける感覚を強く感じられる時もあるし、厚い当りが生まれた時もある。

先輩とシングルスをやった日はそこそこ調子が良かったけど、翌日は糞サーブを存分に披露してきた。

フォアやバックハンドと決定的に違うのが体の力が伝わっていく感覚が無いこと。

構えてから振り始める際にフォアとバックは『グッ』っと力が凝集するのだけど、サーブにはそれが無い。

皆無だ。

不思議なことにトスが頭の後ろに流れ過ぎてしまった時に無理矢理打つと力が凝集した感覚を得る事が出来る時がある。

もちろんそんなトスでは再現性は低く、ガショったり、カショったりで使えるわけが無い。

 

直近で意識していることは二つ。

・顔をガン上げすること

・弧月で打つこと

 

顔が落ちてしまうと上に振れない。

体が開いてしまって下から上へのスイングが崩れてしまって、弧月のラケット軌道が下から上では無く、横ベクトルになってしまう。

 

では何故フォアやバックみたいに力の凝集感が無く手打ちになってしまうのだろうか?

そんなワケでフォアやバックとの違いを考えてみる。

左手の使い方?

いやいや、バックハンドに左手の使い方とか無いし。

 

すると浮かびあがってきたのが胸とボールの位置関係。

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このようにフォアやバックハンドの場合は胸はボールの方向を向いている。

サーブの場合は顔だけがボールを向いていて胸は全くボール方向に行っていない。

そういえば人間の力の入る場所というのは胸の前であるのは定説。

またプロのインパクト前は胸がボールに向いている。

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顔だけじゃアカンのだ。

そういえばボールが頭の後ろに流れた時というのは体の軸を傾けざる得ない状況で、意図せず胸がボールを向いている状況となっていたのだ。

したがって意識すべきは顔をガン上げでは無く、胸をガン上げ。

胸を上げれば顔も勝手に上がる。

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おおおぉぉぉ!!!

この図だけでも顔だけの時よりかなり強そうだ!!

ここで注意したいのが腰から曲げたらアウトということ。

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こんな風に腰から曲げると、腰を戻すためのエネルギーが莫大。

打ち続ける体力も必要だし、何よりも腰を戻すためにエネルギーを使うという時点でエネルギーがボール以外に行ってしまっているということ。

遥か昔の俺のサーブが完全なるエビ反りサーブだった。

 

胸を上に向けるでぐぐっていると素晴らしい内部意識の持ち方を発見した。

『みぞおちを持ち上げる』

なるほど。

胸を上げるという意識だと胸の上部が上に向く感覚になるが、みぞおちを上げる意識だと胸全体が上を向くようになる。

試しにみぞおちを上げる意識で素振りをしてみると感じ取ることが出来る力の凝集感。

素振りの時に顔をガン上げでも感じたこともあって、再現性に乏しいと感じていたのは胸の向きが素振りの度に異なっていたためか。

この素振りの感覚だと来た気がする。

 

みぞおちを上に向けるサーブ。

みぞおちとは別名:水月

ということは弧月と水月の合体技だ。

弧水と名付けよう。

この弧水で俺のサーブは劇的な進化を遂げるのだ。

 

今回のブレイクスルー

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ブレイクスルーは突然に繋がる200727

前回の打点を前にするブレイクスルーが大当たりした。

飛躍的にフォアハンドでのガショりが減った。

この打点をものにしようと意識してテニス。

banbansuzuking.hatenablog.jp

 

対象的にバックハンドが不調に陥る。

打点を前に取ることを意識しいるのだけどフラットになってしまう。

試合会場にいたバックのスピンの素晴らしい選手を観察。

観察してみると彼の打ち方との決定的な違いを発見した。

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彼はこのようにラケットヘッドが綺麗な弧を描いて振っていた。

落ちたヘッドが弧を描きながら持ち上げられていく感じだ。

この下から上への要素がスピンに効いていると思う。

 

その時の俺は打点を前に取ることを意識していてこんな感じ。

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スイングの加速区間がほとんど無いためヘッドスピードを上げられず後ろから前へのフラットしか打てない。

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このように弧を描くように下から上に打つように意識したらバックハンドが戻ってきた。

とういか以前のブレイクスルーでこれは書いていた。

banbansuzuking.hatenablog.jp

脇を締めて内側から打つべしと。

そう書いていたのだが打点を前にすることを最優先にした結果疎かになってしまった。

また内側から直線的に前へのイメージが強く、弧を描くワイパースイングの意識が薄かった。

これを弧を描くようなラケットヘッド軌道で下から上に払うようなイメージで打つようにする。

 

すると驚きの効果が現れた。

フォアハンドが頗る良い

バックハンドのスピンが掛からず悩んでいたのに、改善点をフォアでもやってみたらフォアが過去にないくらいに良くなっている。

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このように弧を描いて払うように打つイメージ。

いままでこのワウリンカのように面を伏せて後ろにラケットを構えてからのスイングが出来なかった。

SWFS2

トッププロはみんな面を伏せた状態から打っている。

自分は出来ないからグリップの厚さによる違いだろうとか思っていた。

俺は女子に多く見られるようにテイクバック完了時に面が開く打ち方しか出来なかった。

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それが弧を描いて下から上に払うようなイメージで振るようにしたらテイクバック時にラケット面を伏せることが出来るようになったのだ。

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さらにこの払うイメージの良いところは、弧を描くよに払うと意識するだけで打点が前に取れること。

そりゃ払って打つためには前じゃないと払えない。

でも、打点革命が起こって打点が前というのが脳に刻みこまれつつあるタイミングだからこそ効果的なのであろう。

厨二っぽいがこれをブログ便宜上弧月と名付けよう。

前回のブレイクスルーを意識した場合は打点に対してもの凄く神経を使う。

それこそテニスは足ニスを具現化する如くの足の使い方。

しかし弧月の場合はそこまで神経を使わない。

弧月で打とうと意識するだけでセミオートマチックに打点を取ろうと体が動いてくれる。

そして一番の利点は弧月展開中のラケットが上昇軌道中にインパクトする時の当りの厚さ。

非常に厚い当りで『ドゴォ』と鈍い音を伴いながら重いスピンで綺麗な放物線を描いてくれる。

これは速度はあまり無いのだが自分のテニスの理想とする軌道。

過去にも何度か打てることがあって、この軌道で展開できるようになれたらなぁと前々から思っていた打球。

これが弧月では再現率が非常に高い。

ほとんどこれで打てるくらいの率で打てる。

最近のフォアハンドのミスで一番忌み嫌っているのがスイングの上昇軌道ベクトルが無くなった後にインパクトをしてしまいカス当りになること。

弧月は上昇軌道中に払うように打つためそれがほぼ無い。

それが起こり易いのは完全に死んだボールの相手のチャンスボールと、フォア側にヘビースピンで深く弾む遅いボールを打たれた時だ。

弧月ならば上昇軌道中に打つという性質のためそれが極端に減る。

まさに弧月というネーミングにふさわしいフォアハンドなのだ。

フォアハンドは打点の自由が効くために安定しずらさもあるのだが、弧月であれば自由さは弧月が放てる幅の広さに繋がる。

バックハンドのほうが弧月は難しい。

というかフォアハンドがイージー過ぎるのだ。

 

そしてこの弧月はサーブにも応用が効く。

前回のブレイクスルーで手首を後頭部の後ろに持ってくると書いたが、これは結果的に手首が後頭部の後ろにきたというのが正解な気がする。

意識して後頭部の後ろにセットすると後頭部の後ろに至る迄の連鎖が断ち切られるように感じる。

フォアハンドの弧月も最初からラケットヘッドを後ろにセットしておくと、そこまでの下半身からの力の流れが使えない感じだ。

弧月をサーブでも意識してみるとフォアハンドのような感覚を得る事が出来た。

ボールを下から上に擦り上げながら持ち上げる感覚。

前回のブレイクスルーでもそのような感覚を得ることが出来ると書いているが、より再現性が高く、より顕著に感じることが出来る。

弧月サーブで弧を描きながら払うイメージのほうが上昇軌道中に擦り上げる感覚が得やすいのだ。

この弧月で俺のテニスは完全にフォアハンドは劇的な進化を遂げた。

そしてバックハンドとサーブを改善するのも弧月だ。

 

今回のブレイクスルー

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ブレイクスルーは突然に200720

ストロークのブレイクスルーが起こった俺。

あとはサーブだ。

先日の試合では相手がサウスポーでサーブが良くて、なんとか返しても3球目攻撃からの展開がしんどかった。

対して俺のサーブは技術的にバック側にへなちょこスピンサーブしか打てない。

へなちょことは言え今回のブレイクスルーのきっかけを感じており俺なりにはマシなサーブだった。

だったんだけど、、、

サウスポーの相手からしたら適度な速度で適度な跳ね方をするコースが決まっているサーブ。

めっちゃ打ち込まれた。

こんなに打ち込まれたのは去年の市民大会の優勝者に打ち込まれた以来だ。

リターンエースが凄まじ過ぎて一歩も動けない。

途中からは敢えての、より遅く、よりカショく、を意識して会心のリターンエースの率を減らすことは出来た。

むしろ今の状態だと当りが厚くなると速度と跳ね方が絶妙にマッチしてしまう。

せめてサウスポーじゃなければ良かったんだが。

 

そして今までの俺のサーブのイメージ。

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トロフィーポーズからの直角ヘッドダウン。

こんなイメージを以ていたのだけど、ちょっと前から思うことがあった。

フォアのストロークを横振りにしないで内側から出すことを意識したら劇的に改善したから、サーブもやってみた。

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画像だとわかりにくいけどヘッドダウン時の手首の位置を耳の近くにもってくる。

これをやってみると実に上にラケットを出し易い。

ほぼ真上にラケットが出ていくから前方向へのベクトルが無さ過ぎてゼロに近くなってしまうと思っていたのだけど、当りが薄かった時に比べると同じように飛ぶ。

何よりも一番のプラスはしっかり下からラケットが入って擦り上げる感触がわかる。

今までに無い感触だ。

みんなこんな風にスピンサーブで持ちあがることと回転が掛かることを感じていたのか。

そういえば俺の知り合いの人のサーブも肘が直角以上に折り畳まれているけどナイスサーブ連発だ。

その人を観察していた時にはなんでサーブが良いのだろう?と理解できなかった。

こうやってラケットヘッドが落ちる位置を体の近くに持ってくると上にラケットを出し易くなる。

その中でも良い悪いがあってトスの乱れで当りが良かったり悪かったり。

けちょんけちょんにされたサウスポーの決勝の相手が綺麗な伝導率の良いスピンサーブを打っていたので観察してみた。

するとラケットが俺よりも後ろ側から出ているように見えた。

俺は手首の位置を耳のほうに持ってくることを意識していた。

漠然と意識していたのだけど、その位置は耳の横、こめかみの横とばらばらだったように思える。

綺麗なスピンサーブを打つ人はもっと後ろから。

耳よりも後ろで後頭部側からラケットが出ていたように思える。

こめかみの横と耳の横で拳ひとつ分。

耳の横と後頭部で拳ひとつ分。

たかが拳ひとつ分でもテニスにとっては大きなひとつ。

フォアのストロークで拳ひとつテイクバックが深いか浅いかは大きな違い。

ということは耳の横とこめかみでも全然違うということ。

さらには世の中のナイスサーバーが後頭部側から出ていればさらに拳ひとつ分違うということだ。

 

後頭部手首置きサーブ

ブレイクスルーだ!

 

ブレイクスルーが間違いない20200720

前回のブレイクスルーで打点革命が起こった。

banbansuzuking.hatenablog.jp

過去20年間で体に刻み込まれた打点のイメージ

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ブレイクスルーが起こった打点のイメージ

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意識していても20年感の染み付きは伊達では無いので外側に行ってしまうことがある。

体感的にNGな打点イメージ

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一番薄いピンクでは横振りかナダル打ちを採用せざるを得ない。

逆に言えば打点が外になってしまった場合はナダル打ちで対応できるということでもある。

赤はまさしくレッドゾーンでここはどん詰まりでスイングの力も全く伝えられずにジエンド。

黄色は横振り要素を加えないと対応できないため文字通り黄色信号。

 

以前の俺なら左手よりも内側にボールを入れると窮屈になってしまっていたのだが、それは横振りの場合であって直線的な後ろから前への打ち方だと窮屈にならない。

左手よりも内側にボールを入れることを意識してみた。

すると左手よりも内側にボールが入ったのにミスとなる場面が生まれてくる。

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左手の内側にボールを入れた場合は打点が後ろになった時の致命的過ぎる。

横振りで外側の場合は後ろにボールが入ってもナダル打ちでどうにかなるけど、左手の内側で打点が後ろになってしまうと出来ることはとりあえずラケットを出すだけで致命的。

黄色ゾーンくらいになると相手がそこまで強くなければ凌げる。

緑ゾーンだと良い感じのフィーリングで当りの厚さを気持ち良く感じられる。

ようするに打点が前。

とにかく前。

そして打点が前と左手の内側にボールを入れるを意識していると既視感のある感覚が。

フォアハンドの廻り込みの逆クロスは体にボールが近くても左側に飛びながら打つことで打点の調整をすることができる。

紫の打点ならば同じように体を外に飛ばして調整出来ることに。

従来の横振りクロス打ちでは横振り打点ピンポイントであるため、ラケットヘッドが円運動をしている状態でピンポイントで捉える必要があり、横に飛びながら打つというのが非常に難易度が高かった。

縦振りでは紫ゾーンに球が入ってしまっても体を横に逃がしながら打つことが可能となる。

薄黄色や薄緑も打点を逃がしながら打つことが出来、より質の高い球を返球することが出来る。

 

土曜日、日曜日とテニスをして新しい打点の意識に慣れてきたが20年間の染み付きは伊達じゃなくて打点を取れない場合がある。

特に相手の球が高い軌道で飛んできた場合はショートバウンド気味にでも打点を前にして処理しなければならないのだが、球が上がってるのを待ってしまって、待った分だけ打点が後ろになってしまって打ち損じる。

またスピンが効いた軌道の高い球でフォア側に走らされるとサボってしまって打点を取り損ねる。

しかしながら最適打点を知ることで、今までだったら何で上手く打てないのか?と上手く打てなかった理由がわからないということが激減した。

今のは○○だったから打ち損じたとわかることが大きく増えた。

なんでミスしたかわからないと修正が出来ないが、ミスした詳細にわかる程に容易に修正が出来る。

昔は最後まで球を見ていなかったからとか力が抜けていなかったからとか、漠然とし過ぎていて具体的対応策に乏しいミスの認識だった。

こうして考えるとだいぶ上達しているのだなぁと思える。

 

打点改革ブレイクスルー!